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アンダルサイトの特徴
アンダルサイト(紅柱石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
アンダルサイト
透明度:★★★☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★★☆☆
基本的な特徴
アンダルサイトは、アルミニウムとケイ素を主成分とするケイ酸塩鉱物です。珪線石や藍晶石という鉱物とは、成分は同じなのに結晶の構造が違う「同質異像」という関係にあるんですよ。
熱や圧力がかかって岩石が変化する「変成作用」というプロセスで作られることが多い鉱物です。宝石になるくらいキレイなものから、工業的に使われるものまであるんですね。
色
アンダルサイトの色は、茶色や緑がかった褐色が一般的でしょうか。かなり独特な色味をしているので目立ちますね。でも、ピンク色や赤っぽい茶色、灰色、白色など、意外と色のバリエーションは豊富なんです。
特に面白いのは、見る角度によって色が違って見える「多色性」という性質が強いものがある点ですね。緑色に見えたり赤色に見えたり、一つの石でそんな変化が楽しめることもあるんですよ。
産地
最初に発見されたとされるスペインのアンダルシア地方が、名前の由来にもなっている有名な産地です。その他にも、ブラジルやスリランカ、アメリカ、オーストラリアなどが主な産地として知られています。
実は日本でも、変成岩が見られる地域で産出することがあります。
その他の情報

歴史や名前の由来
アンダルサイトという名前は、先ほどお話しした通り、スペインのアンダルシア地方で発見されたことから名付けられたと言われています。
和名では紅柱石(こうちゅうせき)と呼ばれますが、これは柱のような結晶の形と、赤みを帯びた色合いを持つことがあるためかもしれませんね。
パワーストーンとして
パワーストーンの世界では、アンダルサイトは洞察力を高めたり、問題解決への道筋を示してくれる、なんて言われることがあるみたいです。自己実現を後押ししたり、持ち主を守る力があるとも考えられているんですね。
ただ、これらは言い伝えのようなものなので、科学的な根拠があるわけではありません。お守りとして、その意味合いを楽しむのが良いかと思います。
主な用途
透明度が高く、色が美しいものはカットされて宝石として流通します。特に、多色性がはっきりしているものや、猫の目のような光の筋「キャッツアイ効果」が現れるものは人気があるんですよ。
また、熱にとても強い性質を持っているため、工業分野では炉の内側に使うレンガなどの耐火材の原料としても重要な役割を担っています。
その他
アンダルサイトには、「空晶石」または「キアストライト」と呼ばれる、とてもユニークな変種があります。これは結晶が成長する時に、黒っぽい炭素などの不純物を取り込んで、断面を見るとまるで十字の模様が描かれているように見えるものなんです。
この特徴的な見た目から、昔は魔除けなどのお守りにされていたこともあるみたいですよ。
おわりに
今回はアンダルサイトについて解説しました。
見る角度で色が変わる多色性や、中に不思議な十字模様を持つ空晶石など、なかなか個性的な魅力を持つ鉱物なんですよね。宝石や工業材料として、私たちの身近なところで活躍している点も面白いと思います。
この解説が、アンダルサイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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