【石これ】アンドラダイト(灰鉄柘榴石)Andradite|多彩な色を持つガーネット

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目次

アンドラダイトの特徴

アンドラダイト(灰鉄柘榴石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

4/4/3/1/4/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

アンドラダイト

透明度:★★★★☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

アンドラダイトは、「ガーネット」っていう宝石としてもおなじみの鉱物グループの仲間なんです。ガーネットグループにはたくさんの種類があるんですけど、アンドラダイトはその中でもカルシウムと鉄を主な成分として含んでいる種類なんですよね。

和名では灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)って呼ばれています。「灰」はカルシウム、「鉄」はそのまま鉄を表しているんですよ。

結晶の形は、ガーネット共通の特徴で、サイコロみたいなきれいな形や、サッカーボールみたいな多面体になることが多いです。モース硬度は6.5から7くらいあって、ガーネットの中では標準的な硬さを持っていますね。

重さは、他のガーネットと比べると少し重たい方になります。

アンドラダイトは、含まれる成分のちょっとした違いによって、実に様々な色を見せてくれるのが大きな魅力です。

代表的なものとしては、まず緑色の「デマントイド」があげられます。これはアンドラダイトの中でも特に価値が高くて、ダイヤモンドみたいにキラキラと強く輝くのが特徴なんですよね。

それから、黒色の「メラナイト」や、黄色から黄褐色の「トパゾライト」なんていう種類もあります。他にも褐色や赤みがかった色のものなど、本当に色々なバリエーションがある鉱物でしょう。

産地

アンドラダイト自体は、世界各地の変成岩やスカルン鉱床っていう場所で見つかります。有名な産地としては、緑色のデマントイドだとロシアのウラル山脈やナミビア、イタリアなんかが知られていますね。

黒色のメラナイトはドイツやイタリア、マリ共和国など。黄色のトパゾライトはイタリアやスイス、アメリカなどで産出します。日本でも、奈良県の天川村などで見つかることがあるんですよ。

その他の情報

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歴史や名前の由来

アンドラダイトという名前は、19世紀に活躍したブラジルの鉱物学者、ジョゼ・ボニファシオ・デ・アンドラーダ・エ・シルヴァ氏に敬意を表して名付けられました。

彼が最初にこの鉱物を研究したわけではないみたいなんですけど、鉱物学への貢献を称えてその名前が付けられた、ということのようです。

パワーストーンとして

パワーストーンの世界では、アンドラダイトは持ち主を守り、グラウンディング、つまり地に足をつけて現実をしっかりと生きる力をサポートすると言われています。

また、エネルギーを高めて、創造性や活力を引き出す効果も期待されているみたいですね。特にデマントイドは、豊かさや幸運を引き寄せる石としても人気があるようです。

主な用途

アンドラダイトの用途として一番に挙げられるのは、やっぱり宝石でしょう。

特に緑色のデマントイドは、その希少性と美しさから高値で取引されることも少なくありません。ダイヤモンドのような強い輝きが魅力なんですよね。

トパゾライトや、透明度の高い他の色のアンドラダイトも、カットされて指輪やペンダントなどの宝飾品に使われます。

メラナイトは、以前は喪のジュエリーとして使われた歴史もあるんですよ。もちろん、ユニークな結晶の形や色合いを持つものは、鉱物標本としてもコレクターに人気があります。

その他

アンドラダイトの中でも、特にデマントイドには特徴的な内包物が見られることがあります。「ホーステール・インクルージョン」って呼ばれる、馬の尻尾みたいな繊維状の内包物なんですけど、これがあるとロシア産デマントイドの証とされることもあるんですよね。

また、メキシコなどでは、表面に虹色の輝きを示す「レインボーガーネット」と呼ばれるものも産出します。これもアンドラダイトの一種、あるいは近い種類のガーネットとされていますね。光の当たり方で色が変わる様子はとてもきれいです。

おわりに

今回はアンドラダイトについて解説しました。

カルシウムと鉄を含むガーネットで、緑のデマントイドや黒のメラナイト、黄色のトパゾライトなど、色によって違う名前を持つほど多彩な表情を見せてくれるのが特徴です。特にデマントイドの輝きは格別なんですよね。

この解説が、アンドラダイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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