【石これ】アングレサイト(硫酸鉛鉱)Anglesite|強い輝きと脆さが特徴の重い鉛鉱物

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目次

アングレサイトの特徴

アングレサイト(硫酸鉛鉱)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

4/5/4/3/1/5 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

アングレサイト

透明度:★★★★☆
光沢度:★★★★★
希少性:★★★★☆
蛍光 :★★★☆☆
硬さ :★☆☆☆☆
重さ :★★★★★

基本的な特徴

アングレサイトは、鉛を含んだ硫酸塩鉱物で、化学的には硫酸鉛にあたります。鉱物としては、方鉛鉱という別の鉛の鉱物が酸化してできる二次鉱物なんですよ。

結晶は、板状や柱状、角錐状など、いろいろな形で見つかります。ダイヤモンドのような強い輝き、いわゆる金剛光沢を持つものが多くて、とても美しいんです。

ただ、硬さが非常に低くて、爪より少し硬いくらいしかありません。そのため、とても割れやすく、扱いには注意が必要な鉱物といえるでしょう。また、鉛を含んでいるので、触った後は手を洗うようにしてくださいね。

アングレサイトの色は、無色や白色が基本です。でも、含まれる不純物によって、黄色、灰色、緑色、時には青みがかった色合いを見せることもあります。

特に、黄色や褐色を帯びたものはよく見られますね。透明なものから半透明なものまであって、そのバリエーションも魅力の一つかもしれません。

産地

アングレサイトが最初に見つかったのは、イギリスのウェールズ地方にあるアングルシー島です。これが名前の由来にもなっているんですね。

現在では、ナミビアのツメブ鉱山やモロッコ、アメリカ、オーストラリアなどが有名な産地として知られています。特にツメブ鉱山からは、大きくて質の良い結晶が産出したことで有名なんですよ。日本でも、ごく稀に見つかることがあります。

その他の情報

Stone Anglesite02

歴史や名前の由来

アングレサイトは、1783年にイギリスのアングルシー島で発見されました。名前は、この発見地にちなんで、フランスの鉱物学者フランソワ・シュルピス・ベダンによって1832年に「Anglesite」と名付けられたんです。

和名は硫酸鉛鉱(りゅうさんえんこう)といいますが、これは成分が硫酸鉛であることから来ています。

パワーストーンとして

アングレサイトは、パワーストーンとして広く知られているわけではないようです。

ただ、その成り立ちが他の鉱物からの変化であることから、変化や適応、新しい状況への移行をサポートすると言われることもあるかもしれません。また、内面の静けさや明晰さをもたらすとも考えられることがあるみたいですね。

主な用途

鉛を含んでいますが、鉛の原料として大規模に採掘されることは少ないようです。主な用途としては、その美しい結晶形や光沢から、鉱物標本としてコレクターに人気があります。

特に、透明度が高く、形の整った結晶は高く評価されるんですよ。

その他

アングレサイトはとても脆いので、標本として扱うときは衝撃や摩擦に気をつけてください。また、水にわずかに溶ける性質もあるので、水洗いも避けた方が良いでしょう。

見た目が似ている鉱物としてセルサイトがありますが、結晶の形や光沢、重さなどで見分けることができる場合があります。

おわりに

今回はアングレサイトについて解説しました。

ダイヤモンドのような輝きと多彩な色を持ちながら、とても脆くて重いという、興味深い特徴を持つ鉱物でしたね。

この解説が、アングレサイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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