【石これ】オーリチャルサイト(水亜鉛銅鉱)Aurichalcite|鮮やかな水色をした繊細な鉱物

Stone Aurichalcite01
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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

オーリチャルサイトの特徴

オーリチャルサイト(水亜鉛銅鉱)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

1/3/3/1/1/2 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

オーリチャルサイト

透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★☆☆☆☆
重さ :★★☆☆☆

基本的な特徴

オーリチャルサイトは、まず何と言ってもとても脆くて繊細な鉱物なんです。モース硬度が1から2くらいしかないので、爪よりも柔らかく、ちょっとした力で壊れてしまうことがあるんですよね。

ですから、標本として扱うときには、すごく気をつけてあげてください。

光沢は、ガラスのような感じだったり、絹の糸が集まったような、ちょっと優しい感じに見えることもあります。透明な結晶はほとんどなくて、多くは半透明か、光を通さない不透明な状態で見つかりますね。

この鉱物のいちばんの魅力は、やっぱりその色かもしれません。鮮やかな水色や空色をしていて、見ているだけで心が洗われるような気分になるんです。この美しい色は、成分に含まれている銅と亜鉛によるものなんですよね。

産地

オーリチャルサイトは、銅や亜鉛を含む鉱床が地表近くで風化してできる二次鉱物というタイプになります。そのため、アメリカのアリゾナ州やニューメキシコ州、メキシコ、ギリシャ、イタリア、ナミビアなど、世界各地の銅・亜鉛鉱山で見つかっています。

日本でも、数は少ないですが、いくつかの鉱山で産出した記録があるんですよ。

その他の情報

Stone Aurichalcite02

歴史や名前の由来

オーリチャルサイトという名前は、ギリシャ語で「山の銅」を意味する「oreikhalkos」という言葉が元になっているそうです。見た目の色合いから、そんな名前がついたのかもしれませんね。

ちなみに、和名は水亜鉛銅鉱(すいあえんどうこう)と言います。

パワーストーンとして

パワーストーンの世界では、オーリチャルサイトは持ち主の心を穏やかにしたり、表現力を高めてコミュニケーションを助けたりする力があると、言われることもあるみたいですね。

ただ、先ほどお話ししたように、すごく脆い鉱物なので、アクセサリーとして身につけるのには、残念ながらあまり向いていないんです。

主な用途

その独特の美しい色と、針状の結晶が集まった繊細な姿から、鉱物コレクターの間で標本としてとても人気があります。

硬度が低く加工が難しいため、宝石や工業的な用途で使われることは、ほとんどないんですよ。

その他

オーリチャルサイトは、細い針のような結晶が放射状に集まって、まるで綿毛かビロードのような、ふわふわとした集合体になることが多いんです。この見た目がとても個性的で、魅力の一つなんですよね。

ただ、水にもあまり強くない性質があるので、湿気の多い場所での保管は避けた方がいいかもしれません。

おわりに

今回はオーリチャルサイトについて解説しました。

鮮やかな水色と針状結晶が集まった繊細な姿が魅力的ですが、とても脆く、取り扱いには注意が必要な鉱物でもあるんですよね。硬度が低く加工には向きませんが、標本としての美しさは格別です。

この解説が、オーリチャルサイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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