【石これ】オージャイト（普通輝石）Augite｜黒っぽく角ばった形のありふれた石

※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

オージャイトの特徴

オージャイト（普通輝石）がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

基本的な特徴

オージャイトは、輝石という鉱物グループの中でも代表的な種類の一つです。

化学組成が少し複雑で、カルシウムやマグネシウム、鉄、アルミニウムなど、いろいろな元素を含んでいるケイ酸塩鉱物なんですよね。結晶は短くて角ばった柱のような形をしていることが多いです。

火山岩の中などによく見られる、比較的ありふれた鉱物と言えます。

色

オージャイトの色は、一般的に暗い緑色から黒色がほとんどです。

時には褐色や、ごくまれに紫がかった黒色なんていうものも見つかることがあるんですよ。光を通しにくい、不透明から半透明な見た目をしていますね。

産地

オージャイトは世界中の火山地帯で広く産出する鉱物です。特にイタリアやドイツ、カナダ、アメリカなどが有名な産地として知られていますね。

日本でも、火山の多い地域、例えば箱根や伊豆半島、阿蘇山周辺などで見つけることができるんです。普通輝石（ふつうきせき）という和名からも、比較的身近な鉱物であることがうかがえます。

その他の情報

歴史や名前の由来

オージャイトという名前は、ギリシャ語の「augites（アウギテス）」という言葉に由来しています。これは「輝き」や「光沢」といった意味を持っているんですよ。

オージャイトの割れた面、特に劈開面と呼ばれる特定方向に割れやすい面がきらりと光ることから、この名前が付けられたと考えられていますね。

パワーストーンとして

オージャイトは、パワーストーンとしての知名度はそれほど高くないようです。

しかし、その黒っぽい色合いや、大地を構成する主要な鉱物であることから、グラウンディング、つまり地に足をつけて精神を安定させる力や、保護の力があると考える人もいるかもしれませんね。

主な用途

オージャイトの主な用途は、学術的な研究対象や鉱物標本としてのものが中心です。

宝石として扱われることはほとんどありませんが、岩石の中に含まれる主要な鉱物、つまり造岩鉱物として非常に重要な存在なんですよね。地球の内部で何が起きているのかを研究する上で、手がかりを与えてくれるんです。

その他

オージャイトは、輝石グループの中でも特にカルシウムを多く含む「単斜輝石」の代表格です。

そして、輝石グループに共通する特徴として、約87度と93度という特定の角度で交わる二方向の割れやすさ、劈開（へきかい）を持っています。

この劈開の角度は、角閃石グループの鉱物と見分けるときのポイントにもなるんですよ。

おわりに

今回はオージャイトについて解説しました。

オージャイトは、ここでの説明通りごく普通に見られる鉱物で、特に火山岩の中ではおなじみの顔ぶれですね。黒っぽくて地味な印象かもしれませんが、地球を形作る大切な一員なんです。

この解説が、オージャイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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