キャシテライト(錫石)Cassiteriteの色や特徴、価格や産地について解説|見た目からは想像できないずっしりとした重さ

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

キャシテライトの特徴

キャシテライト(錫石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

2/4/4/1/4/5 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

キャシテライト

透明度:★★☆☆☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★★★☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★★★★

基本的な特徴

キャシテライトは、スズという金属の最も重要な原料になる鉱物です。モース硬度は6から7と、水晶と同じくらいかそれ以上に硬いんですね。

そして何より、手に取ると見た目の印象よりもずっしりと重いことが大きな特徴になります。この重さは、数ある鉱物の中でもトップクラスなんですよ。

その比重はなんと7。これは、同じ体積の水と比べて7倍重いことを意味します。非金属鉱物の中では、たぶん辰砂の次に重い鉱物だと思います。

一般的には黒色や褐色、赤褐色といった落ち着いた色合いの鉱物です。ただ、含まれる不純物の種類や量によって、黄色や灰色、まれに無色透明なものまで産出することがあります。

特に鉄分が多く含まれると、色が濃くなる傾向があるんですね。

産地

世界中の広い範囲で産出する鉱物です。特にボリビア、中国、マレーシア、インドネシアといった国々が主要な産地として知られています。

日本では岐阜県の苗木地方など、ごく限られた場所でしか見つからない、少し珍しい鉱物と言えるかもしれません。

その他の情報

Stone Cassiterite02

歴史や名前の由来

キャシテライトという名前は、ギリシャ語でスズを意味する「カシテロス」という言葉に由来します。その名の通り、人類が青銅器時代から利用してきたスズの供給源として、とても長い歴史を持つ鉱物なんですよね。

和名では錫石(すずいし)と呼ばれています。

・・・少し前に登場したキャラハナイトは日本でカラハナイトと呼ばれていたのに、語源がカシテロスのこちらはキャシテライトと呼ばれているんですね。いつの日かカシテライトと呼ばれる日も来るのでしょうか。

パワーストーンとして

パワーストーンとしてのキャシテライトは、持ち主の希望を叶え、目標達成を力強くサポートするとされています。困難な状況に直面したときでも、本質を見抜く洞察力や正しい判断力を与えてくれるんですね。

精神的な強さをもたらすお守りとしても人気があります。

主な用途

この鉱物の最も大切な役割は、工業用のスズを採掘するための原料となることです。取り出されたスズは、食品の缶詰の内側に塗るめっきや、電子部品をつなぎ合わせるはんだの材料になります。

私たちの暮らしに欠かせない金属を供給してくれる、とても重要な鉱物なんですよ。

その他

キャシテライトの中には、まるで木の年輪のような、きれいな同心円状の模様が見られるものがあります。これはその見た目から「木錫(もくしゃく)」と呼ばれていて、鉱物コレクターからも高い人気を誇ります。

自然が作り出したとは思えないような、ユニークな姿をしているんですね。

おわりに

今回はキャシテライトについて解説しました。

見た目からは想像もつかないほどのずっしりとした重さや、私たちの生活を支えるスズの原料であるという実用的な側面。そして木錫というユニークな姿から、鉱物の奥深さが感じられますね。

この解説が、キャシテライトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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