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セルサイトの特徴
セルサイト(白鉛鉱)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
セルサイト
透明度:★★★★☆
光沢度:★★★★★
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★★★★☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★★★★
基本的な特徴
セルサイトは、鉛を主成分とする炭酸塩鉱物です。
もともとあった方鉛鉱という鉱物が、地表近くで酸化することによって生まれる二次鉱物なんですよね。ダイヤモンドのような強い輝きを持つ金剛光沢が最大の特徴で、キラキラと美しく輝きます。
また、鉛を含んでいるため比重がとても大きく、見た目のサイズからは想像できないほどずっしりとした重さを感じますね。ただ、硬度が低くとても脆い性質なので、取り扱いには少し注意が必要な鉱物です。
色
セルサイトの色は、基本的には無色や白色です。純粋なものは透明でとても美しいのですが、内部に含まれる不純物の影響で様々な色合いを見せてくれます。
例えば、灰色や黄色、淡い緑色や青みがかったものまで、幅広いカラーバリエーションがあるんですよ。特にナミビアのツメブ鉱山で採れるものは、美しい緑色をしていることで有名ですね。
産地
セルサイトは世界中の鉛鉱床で見つかります。特に有名で品質の良い結晶が採れる産地としては、ナミビア、モロッコ、オーストラリア、アメリカのアリゾナ州やアイダホ州などが挙げられますね。
日本でも、岐阜県の神岡鉱山など、ごくわずかな場所で産出の記録があります。中でもナミビアのツメブ鉱山から産出する結晶は、その美しさからコレクターの間で非常に人気が高いんですよ。
その他の情報

歴史や名前の由来
セルサイトという名前は、ラテン語が由来です。古代ローマで鉛白という白色顔料を「cerussa」と呼んでおり、この鉱物が鉛を含むことから名付けられました。
ちなみに和名では白鉛鉱(はくえんこう)と呼ばれています。その名の通り、白い鉛の鉱石という意味が込められているんですね。
パワーストーンとして
パワーストーンとしてのセルサイトは、変化や変容をサポートする石です。新しい環境に飛び込むときや、自分自身を変えたいと願うときに、背中を押してくれる力があると言われています。
また、集中力を高めて思考をクリアにする効果も期待できるそうですね。人生の転機や新しいスタートを切りたい人に、心強いお守りとなってくれるかもしれません。
主な用途
セルサイトの主な用途は、鉱物標本としてのコレクションです。その強い輝きや、時折見せる網目状の面白い結晶の形は、コレクターにとって非常に魅力的ですね。
鉛の原料鉱物の一つではありますが、工業的に利用されることはあまりありません。また、宝石としてカットされることもありますが、非常に柔らかく割れやすいため、指輪などのアクセサリーには向いていないんです。
その他
この鉱物の一番面白いところは、その結晶の形かもしれません。
セルサイトは双晶という、二つ以上の結晶が特定の角度でくっついた状態で成長することがよくあります。その結果、V字型になったり、いくつも組み合わさって網目のような雪の結晶のような、複雑で美しい形になることがあるんですよ。
また、紫外線ライトを当てると黄色やクリーム色に強く光る蛍光性を持つものが多いのも、興味深い特徴の一つです。
おわりに
今回はセルサイトについて解説しました。
ダイヤモンドのように強く輝く美しい見た目とは裏腹に、手に取るとずっしりと重いというギャップが面白い鉱物でしたね。紫外線で光ったり、網目のようなユニークな形で産出したりと、コレクター心をくすぐる魅力がたくさん詰まっています。
この解説が、セルサイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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