セラサイト(桜石)Cerasiteの色や特徴、価格や産地について解説|桜の花びらが舞う風景を閉じ込めたような石

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

セラサイトの特徴

セラサイト(桜石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

1/2/3/1/2/2 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

セラサイト

透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★☆☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★☆☆☆

基本的な特徴

セラサイトは、もともと菫青石という鉱物が長い年月をかけて別の鉱物に変化してできたものなんです。元の鉱物の形は保ちながら中身だけが入れ替わる現象を仮晶というのですが、セラサイトはその代表的な例として知られていますね。

一見するとゴツゴツしたただの石ころのようにも見えますが、その断面に美しい桜の花のような模様が現れるのが最大の特徴になります。

セラサイトの色は、母岩の色と花模様の色で構成されています。母岩の部分は黒やこげ茶色といった暗い色合いをしています。

そして、その中に現れる桜の花びらに見える部分は、白や淡い緑色、時にはピンクがかった色合いをしていて、暗い母岩とのコントラストがとても美しい鉱物なんですよ。

この模様は、自然にできたものとは思えないほど整っていることもあります。

産地

セラサイトの産地は、世界的に見てもかなり限られています。特に有名なのが日本の京都府亀岡市で、ここのものは国の天然記念物にも指定されているくらい貴重なものなんです。かつてはたくさん採れたようですが、現在では採取が厳しく制限されていますね。

海外でも一部地域で産出はしますが、やはり日本の桜石として広く知られています。

その他の情報

Stone Cerasite02

歴史や名前の由来

セラサイトの名前は、ギリシャ語で桜を意味する言葉が由来です。これは和名の桜石(さくらいし)と全く同じ理由で、断面の模様が桜の花に見えることから名付けられました。

日本では古くからお守りとして大切にされてきた歴史があり、特に学業成就や魔除けの石として人々に親しまれてきたそうですよ。

パワーストーンとして

パワーストーンとしてのセラサイトは、持ち主の心を安定させ、本来の自分らしさを取り戻す手助けをしてくれると言われています。受験や試験のお守りとして有名なのも、精神を落ち着けて実力を発揮できるようにサポートしてくれる力があると信じられているからなんですね。

心の迷いを断ち切り、進むべき道を照らしてくれる存在でもあるようです。

主な用途

セラサイトの主な用途は、やはりその美しい模様を活かした置物やコレクション用の標本です。きれいに研磨して断面の桜模様をはっきりと見せるように加工されることが多いですね。

また、古くからの言い伝えもあって、お守りとして小さな石を袋に入れて持ち歩くという使われ方もされています。アクセサリーになることは少ないようです。

その他

セラサイトは、菫青石が白雲母や緑泥石といった鉱物に置き換わってできています。この置き換わり方が絶妙で、中心から放射状に広がるように見えるため、六角形の花びらを持つ桜のように見えるんですね。

ちなみに、セラサイトという名前で鮮やかな黄色の鉱物が紹介されることもありますが、それは重晶石など別の鉱物であることが多いようです。

おわりに

今回はセラサイトについて解説しました。

一見するとただの石ころなのに、割ってみると美しい桜の花が現れるという意外性が、セラサイトの最大の魅力と言えるでしょう。自然が偶然作り出したとは思えないほど見事な模様は、まさに芸術品ですね。

この解説が、セラサイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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