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クリノヒューマイトの特徴
クリノヒューマイト(斜ヒューム石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
クリノヒューマイト
透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★★★
蛍光 :★★★☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★★☆☆
基本的な特徴
クリノヒューマイトは、ヒューマイトグループという仲間の一つで、マグネシウムを多く含むケイ酸塩鉱物です。
宝石として通用するほど美しい結晶は極めて少なく、鉱物コレクターの間では憧れの石として知られていますね。
和名は斜ヒューム石と言い、その結晶の形に由来する名前がついています。
色
この鉱物の色は、含まれるマンガンなどの影響で、まるで熟した果実のような鮮やかなオレンジや黄色になるのが特徴です。
その暖かみのある色合いは太陽を連想させ、見る人の心を明るくしてくれます。中には赤みがかった褐色や茶色のものもあり、色合いのバリエーションも楽しむことができるんですよ。
産地
クリノヒューマイトは、世界でもごく限られた場所でしか見つからない、とても珍しい鉱物です。
特に宝石品質のものが産出されることで有名なのは、タジキスタンのパミール高原やミャンマーのモゴック地方なんですよね。
その他、タンザニアやロシアなどでも産出の報告があり、特殊な変成岩の中から見つかります。
その他の情報

歴史や名前の由来
クリノヒューマイトという名前は、この鉱物の結晶が持つ特徴に由来しています。
結晶が傾いているように見える「単斜晶系」という性質から、傾いていることを意味する「クリノ」が付けられました。
そして、同じグループの鉱物「ヒューマイト」と組み合わせることで、この名前になったそうなんです。
パワーストーンとして
この石は、持ち主に太陽のような明るいエネルギーをもたらし、喜びや幸福感を与えてくれるパワーストーンとして知られています。落ち込んだ気分を前向きにし、自己肯定感を高めてくれる効果が期待できるんですね。
また、創造性を刺激して、新しい物事へ挑戦する活力を与えてくれるとも言われます。
主な用途
クリノヒューマイトは、その圧倒的な希少性から、ほとんどが鉱物標本としてコレクター向けに取引されています。
透明度が高く美しい結晶は、ファセットカットが施されて宝石になることもありますが、市場で見る機会はまずありません。もし見かけたとしたら、それは非常に幸運なことなんですよ。
その他
クリノヒューマイトには、同じヒューマイトグループに属する「コンドロダイト」という、見た目が非常によく似た鉱物が存在します。色や産出する環境が似ているため、専門家でも鑑別が難しいことがあるんですね。
また、紫外線を当てるとオレンジや黄色に光る蛍光性を持つものがあるのも、面白い特徴の一つです。
おわりに
今回はクリノヒューマイトについて解説しました。
太陽を思わせる温かなオレンジ色の輝きと、宝石質のものがほとんど産出されないという極めて高い希少性が、この石の大きな魅力ですね。コレクター憧れの石の一つというのも頷ける、特別な存在感を持つ鉱物だと感じます。
この解説が、クリノヒューマイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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