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ファーベライトの特徴
ファーベライト(鉄重石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
ファーベライト
透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★★★★
基本的な特徴
ファーベライトは、タングステンという金属の原料になる、鉄を主成分とする鉱物です。
見た目は黒っぽくて、持ってみるとずっしりと重たいのが大きな特徴なんですよね。結晶は板のような形や、短い柱のような形で見つかることが多いみたいです。
鉄重石(てつじゅうせき)という和名も持っています。また、劈開という特定の方向に割れやすい性質も持っているんです。
色
ファーベライトの色は、ほとんどが真っ黒か、濃い茶色をしています。光に透かしてみても、基本的には不透明で向こう側は見えないことが多いですね。
私は見たことありませんが、とても薄い破片だと、わずかに光を通すこともあるみたいです。
産地
ファーベライトは、世界中のいろいろな場所で見つかる鉱物です。特に有名なのは、ドイツ、ポルトガル、ボリビア、中国、アメリカといった国々になりますね。
日本でも、数は少ないものの、いくつかの鉱山で見つかった記録があるようです。
その他の情報

歴史や名前の由来
ファーベライトという名前は、1863年にドイツの鉱物学者であったルドルフ・フェルバーさんの名前にちなんで付けられました。彼の功績を称えて、この鉱物にその名が与えられたんですね。
パワーストーンとして
ファーベライトは、パワーストーンとしてはあまり有名ではないかもしれません。
でも、そのずっしりとした重さや落ち着いた黒色から、持ち主に安定感を与えたり、地に足がついたような感覚をもたらしたりすると言われることもあるみたいですね。
困難に立ち向かう強さをサポートしてくれるとも考えられているんですよ。
主な用途
ファーベライトの最も重要な用途は、タングステンの原料として使われることです。タングステンは、電球のフィラメントや、とても硬い合金を作るのに欠かせない金属なんですよね。
なので、ファーベライトは工業的にとても大切な鉱物の一つと言えます。
その他
ファーベライトは、マンガンを多く含むマンガン重石という鉱物と非常に近い関係にあります。
実は、これら二つの鉱物は成分が連続的に変化する「固溶体」というものを形成していて、その中間的なものをウォルフラマイト(鉄マンガン重石)と総称することもあるんですよ。
ファーベライトは、その中でも鉄の成分が多いものを指すんですね。
おわりに
今回はファーベライトについて解説しました。
ファーベライトは、見た目こそ地味かもしれないけれど、実はタングステンという重要な金属の原料で、ずっしりとした重さを持つ個性的な鉱物だということが伝わりましたでしょうか。私たちの生活に欠かせない製品に使われている可能性もあるんですね。
この解説が、ファーベライトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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