【石これ】アデュラリア(氷長石)Adularia|月の光のような輝きを持つ石

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目次

アデュラリアの特徴

アデュラリア(氷長石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

4/3/3/1/4/2 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

アデュラリア

透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★☆☆☆

基本的な特徴

アデュラリアは、長石という鉱物のグループの一種で、特にカリウムを多く含むカリ長石に分類されます。低温でゆっくりと成長してできることが多いんですよ。

透明度は、透明なものから半透明、不透明なものまで様々です。特に宝石として扱われるものは、透明感があるか、きれいなシラー効果を持つ半透明なものが多いですね。光沢はガラスのようなキラキラした感じが基本ですが、割れた面などは真珠のように少し柔らかい光沢を見せることもあります。

アデュラリア自体はすごく珍しいというわけではないですが、宝石として使えるような美しいもの、特にきれいな青いシラーが出るものは希少価値が高くなります。蛍光性はほとんどなく、紫外線ライトを当てても光ることはまれです。

硬さはナイフの刃より少し硬いくらいで、鉱物としては標準的な硬さと言えます。ただ、特定の方向に割れやすい性質があるので、強い衝撃には注意が必要ですね。重さは、一般的な岩石と比べても平均的か、少し軽いくらいでしょうか。

色は無色や白色、乳白色が基本です。少し黄色や灰色がかったものもあります。

アデュラリアの中でも、ムーンストーンとして知られるものは、アデュラレッセンスという、青白い光の効果が見られることで有名です。この光は石の内部構造によるもので、見る角度によって揺らめくように見えるのがとても幻想的です。

産地

最初に発見されたのはスイスのアルプス山脈です。他にも、宝石品質のものはミャンマーやスリランカ、インド、マダガスカルなどで産出されます。アメリカやタンザニアなどでも見つかっています。

その他の情報

Stone Adularia02

歴史や名前の由来

アデュラリアという名前は、最初に発見されたスイスのアルプス山脈にあるアデュラ山地にちなんで名付けられました。和名は氷長石ひょうちょうせきですが、これは見た目が少し氷に似ていることから来ているようです。

特にムーンストーンとして知られるものは、古くから月の光を宿す石として、神秘的な力があると信じられてきました。

パワーストーンとして

アデュラリア、特にムーンストーンは、パワーストーンとしても人気がありますね。月のエネルギーと関連付けられることが多く、持つ人の感受性を高めたり、直感力を鋭くしたりすると言われています。また、穏やかな気持ちをもたらし、愛情を深めるお守りとしても知られています。

主な用途

一番有名なのは、やはり宝石としての利用でしょう。

特にアデュラレッセンスが見られるものはムーンストーンと呼ばれ、カボションカットという丸い山形に磨かれて、指輪やネックレスなどのアクセサリーに使われます。美しい結晶は、鉱物標本としても収集家に人気があります。工業的には、他のカリ長石と同じように、陶磁器の原料などに使われることもあります。

その他

アデュラリアの最大の特徴といえば、やはりムーンストーンとして見られるアデュラレッセンスかもしれません。これは石の内部にある、ごく薄い層状の構造が光を散乱させることで起こる現象です。このおかげで、まるで石の中に月の光が閉じ込められているかのような、神秘的な輝きが生まれるんですよ。

おわりに

今回はアデュラリアについて解説しました。

月の光のような神秘的な輝き、アデュラレッセンスを持つことで有名ですね。スイスの山地で発見されたという名前の由来も興味深いポイントです。

この解説が、アデュラリアや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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