【石これ】アメトリン(紫黄水晶)Ametrine|紫と黄色の美しい二色性を持つ水晶

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目次

アメトリンの特徴

アメトリン(紫黄水晶)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

4/3/3/1/4/2 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

アメトリン

透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★☆☆☆

基本的な特徴

アメトリンは、一つの結晶の中にアメシストの紫色とシトリンの黄色が混じりあっている、とてもユニークな宝石なんですよ。鉱物としては水晶、つまりクォーツの仲間になります。

和名は紫黄水晶(しおうすいしょう)という、見た目をそのまま表したような名前がついています。水晶なので比較的硬くて扱いやすい石ではありますが、紫と黄色の二色が綺麗に入っているものは、なかなか見つけるのが難しいかもしれません。

この石の一番の魅力は、やはり紫色と黄色のコンビネーションでしょう。まるで絵の具を混ぜる途中のような、あるいははっきりと二色に分かれているような、様々な表情を見せてくれます。

この色の違いは、結晶が成長する過程での温度の違いや、含まれる鉄分の状態の違いによって生まれると考えられているんです。色の境目がくっきりしているものもあれば、ふんわりとグラデーションになっているものもあって、一つとして同じものはないんですよね。

産地

現在、商業的に流通しているアメトリンのほとんどは、南米のボリビアにあるアナイ鉱山という場所で採掘されています。この鉱山はアメトリンの産地として非常に有名なんですよ。

他の国、例えばブラジルなどでも見つかることはあるようですが、宝石として使えるような質の良いものが安定して採れるのは、今のところボリビアが中心となっているようです。

その他の情報

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歴史や名前の由来

アメトリンという名前は、紫色の「アメシスト」と黄色の「シトリン」、この二つの名前を組み合わせて作られました。分かりやすいネーミングですよね。

ヨーロッパにこの石が伝わったのは17世紀頃といわれていて、スペインの探検家がボリビアの王女様から譲り受けた、なんていうロマンチックな伝説も残っているんですよ。

パワーストーンとして

アメトリンは、二つの石の性質を併せ持つと考えられていることから、パワーストーンとしても人気があるんです。アメシストが持つとされる心の平穏や調和の力と、シトリンが持つとされる富や活力、ポジティブなエネルギー、その両方の良いところを持っていると信じられています。

自分の中のバランスを整えたい時や、新しいことに挑戦する勇気が欲しい時に、力を貸してくれるかもしれませんね。

主な用途

その美しい二色性を活かして、やはり宝飾品として加工されることが多いです。特に、色の対比がはっきり見えるように、四角形や八角形にカットされることが多いみたいですね。

ペンダントや指輪にすると、とても存在感があって素敵なんですよ。大きな結晶は、彫刻作品の材料として使われることもあるようです。

その他

実は、天然のアメトリンはそれほど多く産出されるわけではないんです。そのため、市場に出回っているものの中には、アメシストを加熱処理して部分的に黄色く変色させたものや、人工的に合成されたアメトリンも存在します。

天然のものかどうかを見分けるのは、専門家でないと難しい場合もあるんですよね。

おわりに

今回はアメトリンについて解説しました。

一つの結晶の中に紫と黄色が同居するという、自然が生み出した芸術のようなアメトリン。その成り立ちや色の秘密を知ると、ますます魅力的に感じませんか。ボリビアの鉱山で主に採れる希少性も、特別感を高めていますよね。

この解説が、アメトリンや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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