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アンデシンの特徴
アンデシン(中性長石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
アンデシン
透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★☆☆☆
基本的な特徴
アンデシンは、地球の表面近くでとてもよく見かける「長石」っていう鉱物グループの仲間なんです。長石グループの中でも「斜長石」っていうシリーズに含まれるんですよね。
この斜長石シリーズは、ナトリウムを多く含むアルバイトと、カルシウムを多く含むアノーサイトっていう二つの鉱物の間で、成分の割合が少しずつ変わっていくことで成り立っています。
アンデシンは、そのちょうど中間くらいの成分を持つ鉱物、ということになるんです。
だから、性質もアルバイトとアノーサイトの中間的なんですよ。モース硬度は大体6から6.5くらいで、ガラスみたいな光沢を持っているのが一般的です。割れ方には決まった方向があって、二方向に割れやすい性質も持っていますね。
色
アンデシン自体の色は、無色や白、灰色、緑がかった色など、比較的地味な色合いが多いんです。ただ、宝石として扱われるアンデシンは、もっと華やかな色をしているものがほとんどでしょう。
特に有名なのは、赤色やオレンジ色、黄色、緑色などですね。中でも、銅の微粒子を含むことで鮮やかな赤色になったものは、とても人気があります。
透明感があって、キラキラとした輝きを持つものも少なくありません。
産地
アンデシンは、世界中のいろいろな種類の岩石、特に火山活動によってできた火成岩の中によく含まれている鉱物なんです。なので、特定の産地というよりは、かなり広範囲で見つかる可能性があるんですね。
ただ、宝石として使えるような綺麗で大きな結晶となると話は別です。有名な産地としては、コンゴ民主共和国や、チベット、アメリカのオレゴン州などがあげられます。
特にコンゴやチベット産の赤いアンデシンは一時期よく流通していましたが、そのほとんどが人の手による加工で赤くしていたことが分かったため、残念な気持ちになった方も少なくないと思います。
その他の情報

歴史や名前の由来
アンデシンという名前は、南米のアンデス山脈に由来しているんです。最初にこの鉱物が詳しく調べられたのが、アンデス山脈で採取された岩石からだったため、その地名にちなんで名付けられました。
パワーストーンとして
パワーストーンの世界では、アンデシンは「変化」や「調和」をサポートする石として考えられているようです。持ち主が新しい環境に適応したり、目標に向かって進むのを後押ししてくれたりすると言われているんですよね。
また、心と体のバランスを整える手助けになるとも信じられています。特に赤色のアンデシンは、情熱や活力を高めてくれる、なんていう風にも言われますね。
主な用途
アンデシンの主な用途は、やっぱり宝飾品でしょう。特に赤色や緑色などの美しいものは、指輪やネックレス、イヤリングなどに加工されます。
透明度が高いものは、光がきれいに通るようにファセットカットされることが多いですし、半透明のものや特徴的なインクルージョンを持つものは、丸い山形に磨くカボションカットにされることもあります。
もちろん、鉱物コレクター向けの標本としても人気がありますね。
その他
アンデシンは、見た目が他の長石グループの鉱物と似ていることがあるんです。
例えば、キラキラとした内包物を持つものは「サンストーン」と呼ばれることがありますが、サンストーン効果を示す長石には、アンデシンだけでなく、オリゴクレースやラブラドライトなどもあります。なので、見た目だけで判断するのは少し難しい場合もあるかもしれません。
成分をきちんと分析することで、正確な種類がわかる、ということなんですよね。
おわりに
今回はアンデシンについて解説しました。
アンデス山脈にちなんで名付けられたこの鉱物は、長石グループの中間的な存在で、地味な色から宝石になるような鮮やかな赤色まで、様々な表情を見せてくれるのが面白いところだと思います。
この解説が、アンデシンや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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