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アンハイドライトの特徴
アンハイドライト(硬石膏)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
アンハイドライト
透明度:★★☆☆☆
光沢度:★★☆☆☆
希少性:★☆☆☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★☆☆☆
基本的な特徴
アンハイドライトは、化学的には硫酸カルシウムという成分の鉱物です。名前に「アン」と付いている通り、水を含まないのが大きな特徴なんですよ。
実は、ジプサム。いわゆる石膏とは親戚のような関係でして、アンハイドライトが水と反応するとジプサムに変わるんです。
硬さはナイフで傷がつく程度で、特定の方向に割れやすい性質、劈開を三つの方向に持っています。そのため、少し衝撃に弱い面もあるかもしれませんね。
色
色は無色や白色、灰色が一般的でしょうか。
でも、産地によっては青みがかったり、紫色やピンク色、褐色を帯びたりすることもあるんです。特に、ペルーなどで産出する優しい青灰色の塊状のものは「エンジェライト」という名前で流通していて、人気がありますね。
産地
アンハイドライトは、昔の海が干上がってできた地層、蒸発岩層と呼ばれる場所でよく見つかります。岩塩などと一緒に産出することが多いんですね。
世界的に見ると、メキシコ、ペルー、イタリア、スイス、アメリカなどが有名です。日本でも、鉱山跡地などで見つけることができるんですよ。
その他の情報

歴史や名前の由来
アンハイドライトという名前は、1804年にドイツの鉱物学者ウェルナーさんによって付けられました。
ギリシャ語で「無い」を意味する「an」と、「水」を意味する「hydor」を組み合わせた言葉で、「水が無い」という、この鉱物の性質をそのまま表しているんです。
和名は硬石膏(こうせっこう)といいますが、これは水を含んで柔らかい石膏よりも硬いことから名付けられたようです。
パワーストーンとして
パワーストーンとしては、先ほど少し触れた青灰色の「エンジェライト」が特に有名ですね。
その優しい色合いから、穏やかさや平和、受容の気持ちを促すと言われているみたいです。また、名前の通り、天使のような優しいエネルギーを持つ、なんて表現されることもあるようですよ。
主な用途
アンハイドライトは、工業的にもいろいろな用途があるんです。例えば、セメントを作る時の硬化を調整する材料として使われたり、肥料の原料になったりします。
また、細かな結晶が集まった塊状のものは、彫刻の材料として使われることもあるんですよ。
その他
この鉱物の面白いところは、やはり水に触れるとジプサム(石膏)に変わる点でしょうか。この時、体積が少し増えるんです。
そのため、地層の中でアンハイドライトが水と反応すると、周りの岩石を押し上げる力が働くこともあるそうなんですよね。保管する際は、湿気を避けるのがおすすめです。
おわりに
今回はアンハイドライトについて解説しました。
名前に「水が無い」という意味が込められていて、水に触れると石膏に変わる性質や、エンジェライトと呼ばれる優しい青色のものが人気なのが特徴的でしたね。
この解説が、アンハイドライトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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