【石これ】アンチゴライト（葉蛇紋石）Antigorite｜葉のような薄い板上の鉱物

広告あり

URLをコピーしました！

※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

アンチゴライト（葉蛇紋石）を探す

Antigorite

amazonで探す

メルカリで探す

ポチップ

アンチゴライトの特徴

アンチゴライト（葉蛇紋石）がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

アンチゴライト

透明度：★★☆☆☆
光沢度：★★★☆☆
希少性：★★☆☆☆
蛍光　：★☆☆☆☆
硬さ　：★★☆☆☆
重さ　：★★☆☆☆

基本的な特徴

アンチゴライトは、サーペンティン（蛇紋石）という鉱物グループの一員です。この鉱物は、マグネシウムを多く含むカンラン岩などが変化してできる変成鉱物の一つなんですよね。

和名を葉蛇紋石（はじゃもんせき）と言いまして、その名の通り、葉のような薄さを持つことから名付けられました。表面には時々、蛇の皮を思わせる独特の模様が見られることもあって、それが蛇紋石グループ全体の名前の由来にもなっているんです。

色

アンチゴライトの色は、緑色が基本です。黄緑色や青みがかった緑色など、緑色の中でも様々なバリエーションがありますね。時には白っぽいものや黄色、灰色、黒っぽいものも見つかることがありますが、やはり代表的なのは深みのある緑色から淡い緑色なんです。

この緑色は、鉄やニッケルといった成分の影響を受けていると考えられています。

産地

アンチゴライトは、世界中のいろいろな場所で産出します。特に有名なのは、名前の由来にもなったイタリアのアンティゴリオ谷ですね。その他にも、スイス、オーストリア、アメリカ、カナダ、ノルウェーなど、多くの国で見つかる鉱物なんです。

日本でも、蛇紋岩質の岩石が見られる地域では産出することがありますよ。変成岩が分布する地域でよく見られるんですよね。

その他の情報

歴史や名前の由来

アンチゴライトという名前は、1840年に最初にこの鉱物が発見されたイタリアのピエモンテ州にあるアンティゴリオ谷にちなんで名付けられたものです。

蛇紋石グループの鉱物としては、古くから人々に知られていて、その独特の模様や色合いから装飾品や彫刻の材料として利用されてきた歴史があります。古代ローマ時代などでも使われていたという記録もあるんですよ。

パワーストーンとして

アンチゴライトは、パワーストーンとしても人気があります。旅の安全を守るお守りとしてや、危険を回避する力があると信じられているんですよね。

また、精神的な安定をもたらし、ストレスを和らげる癒やしの効果も期待されています。新しいことへの挑戦をサポートしたり、インスピレーションを高めたりするのにも良いと言われているんです。

主な用途

アンチゴライトの主な用途は、その美しさから宝飾品や装飾品に使われることが多いです。特にカボションカットにされて、指輪やペンダントなどに加工されますね。

また、比較的柔らかくて加工しやすいため、彫刻の材料としても適しています。大きな塊は、建築用の石材としてサーペンティナイトという名前で利用されることもあるんですよ。工業的には、耐火材として使われることもあります。

その他

アンチゴライトが属する蛇紋石グループには、他にもクリソタイルやリザーダイトといった種類があります。

クリソタイルは繊維状でアスベストの一種として知られていますが、アンチゴライトは葉片状や塊状で、アスベストとは異なる性質を持っています。ですので、アスベストの危険性とは切り離して考えることができる鉱物なんですよね。

この石の持つ独特の質感や模様は、自然が作り出した芸術作品のようですね。