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アラゴナイトの特徴
アラゴナイト(霰石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
アラゴナイト
透明度:★★★☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★☆☆☆
蛍光 :★★★★☆
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★★☆☆
基本的な特徴
アラゴナイトは、炭酸カルシウムという成分でできている鉱物なんです。実はこれ、カルサイトと同じ成分なんですよね。でも、結晶の形が違うんです。こういう関係を同質異像と言ったりします。
アラゴナイトの方が、少し高い温度や圧力の環境でできやすいんですよ。結晶の形は、細長い柱状のものがいくつか集まって、全体として六角形の柱みたいに見えることが多いんです。こちらは擬六方晶系なんて呼んだりします。
和名もあって、霰石(あられいし)という名前なんですよ。霰のような粒々が集まって産出されることもあるから、そう呼ばれるようになったみたいですね。
あと、意外なところでは、貝殻や真珠のキラキラした部分の主成分もアラゴナイトだったりします。
色
色は本当にさまざまで、無色透明なものから、白、黄色、褐色、緑、青、ピンクなど、いろいろな色合いが見られます。これは、結晶の中に含まれる不純物の種類や量によって変わってくるんですね。
それでも、多いのは赤褐色系の色ですね。
産地
アラゴナイトは世界中のいろいろな場所で見つかります。特に有名なのはスペインのアラゴン地方で、この鉱物の名前の由来にもなっているんですよ。
他にも、モロッコやペルー、イタリアなんかでもきれいな結晶が産出します。日本でも、鍾乳洞の中などで見つけることができるんです。
その他の情報

歴史や名前の由来
アラゴナイトという名前は、1797年にドイツの鉱物学者ウェルナーさんによって付けられました。最初に注目された標本が、スペインのアラゴン地方で産出したものだったから、その地名にちなんで命名されたというわけです。
和名の霰石については先ほども少し触れましたが、霰みたいな見た目の集合体で見つかることがあるから、という説が有力みたいですね。
パワーストーンとして
パワーストーンとしても人気があって、持ち主の魅力や隠れた才能を引き出してくれる、なんて言われています。集中力や忍耐力を高めたいときにも良いとされているようです。
また、人とのコミュニケーションを円滑にするお守りとしても、注目されているみたいなんですよね。
主な用途
アラゴナイトの主な用途は、やっぱり鉱物標本としてのコレクションが中心になります。特に色がきれいないものや、結晶の形が面白いものは人気が高いんです。すごくきれいなものは、数は少ないですけど、アクセサリー用にカットされることもあるみたいです。
ただ、カルサイトに比べると少しもろいので、取り扱いにはちょっと注意が必要でしょう。工業的にたくさん使われる、というようなことはあまりない鉱物ですね。
その他
アラゴナイトの面白い特徴の一つに、紫外線で蛍光を発するものが結構多い、という点があります。特に短波長の紫外線を当てると、ピンク色や緑色、黄色っぽく光ることがあるんですよ。これは見ていてなかなか楽しいです。
それから、アラゴナイトは常温常圧では、実はカルサイトよりも少し不安定な状態なんです。だから、温度が上がっていくと、より安定なカルサイトに変化してしまう性質を持っています。だいたい400℃くらいから変化が始まると言われていますね。
温泉の沈殿物、いわゆる湯の花の中にもアラゴナイトが含まれていることがあるんですよ。
おわりに
今回はアラゴナイトについて解説しました。
カルサイトと同じ成分なのに結晶の形が違ったり、貝殻の成分だったり、紫外線で光ったりと、なかなか個性的な鉱物でしたね。
この解説が、アラゴナイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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