【石これ】アタカマイト(アタカマ石)Atacamite|まるでブロッコリーのような鮮やかな緑色の鉱物

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目次

アタカマイトの特徴

アタカマイト(アタカマ石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

2/3/3/1/2/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

アタカマイト

透明度:★★☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

アタカマイトは、銅を主成分とするハロゲン化鉱物の一種になります。化学的には水酸化塩化銅というグループに入るんですね。結晶は、細長い柱のような形や、針のような形、またはそれらが集まった集合体で見つかることが多いです。

色は鮮やかな緑色が特徴的なんですけど、これは成分に含まれる銅によるものなんですよ。アタカマイトは、日本語ではアタカマ石とも呼ばれるんです。

この鉱物は、主に乾燥した地域の銅鉱床が酸化してできる二次鉱物として知られています。ですから、雨が少ない場所で見つかりやすい傾向がありますね。

アタカマイトの色といえば、やはり緑色です。明るい緑色から、深みのある濃い緑色、時には黒っぽく見える緑色まで、さまざまな緑色のバリエーションが存在します。

この美しい緑色は、鉱物コレクターにとっても魅力の一つとなっているでしょう。

産地

最も有名な産地は、この鉱物の名前の由来にもなった南米チリのアタカマ砂漠です。非常に乾燥した気候が、アタカマイトの生成に適しているんですよね。

他にも、オーストラリア、アメリカのアリゾナ州、メキシコ、イタリアのベスビオ火山周辺など、世界各地の乾燥地帯や銅鉱床の酸化帯から産出が報告されています。

その他の情報

Stone Atacamite02

歴史や名前の由来

アタカマイトは、1801年にロシアの鉱物学者によって、チリのアタカマ砂漠で発見されたことからその名前が付けられました。発見地の名前がそのまま鉱物名になるというのは、結構よくあるパターンなんですよね。

それ以前から存在は知られていたかもしれませんが、独立した鉱物種として認識されたのはこの時です。

パワーストーンとして

アタカマイトは、一般的なパワーストーンとして広く知られているわけではないようです。

ただ、銅を含む鉱物であることから、エネルギーの流れを良くするとか、持ち主の精神的な成長を促すといった意味合いで紹介されることもあるかもしれませんね。

鮮やかな緑色に癒やしの効果を感じる人もいるでしょう。

主な用途

アタカマイトは銅を含んでいるため、産出量が多い場所では銅の資源、つまり鉱石として採掘されることがあります。ただ、もっと効率よく銅を採れる鉱物もあるので、主要な鉱石というわけではないんですね。

むしろ、その美しい緑色や特徴的な結晶の形から、鉱物標本としてコレクターに人気がある鉱物になります。硬さが低く、割れやすい性質もあるため、宝飾品として加工されることはほとんどありません。

その他

アタカマイトには、同じ化学成分で結晶の構造だけが違う同質異像の関係にある鉱物がいくつか存在します。具体的には、パラタカマイトやボタラック石ですね。兄弟のような鉱物、と言えるかもしれません。

また、乾燥地帯だけでなく、火山の噴気孔の近くで、火山ガスから直接できる昇華生成物として見つかることもあるんです。

おわりに

今回はアタカマイトについて解説しました。

鮮やかな緑色と、名前の由来にもなっているチリのアタカマ砂漠のような乾燥した場所で生まれる点が印象的でしたね。

この解説が、アタカマイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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