【石これ】オーチュナイト(燐灰ウラン石)Autunite|鮮やかな黄緑色と強い蛍光が魅力

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目次

オーチュナイトの特徴

オーチュナイト(燐灰ウラン石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

3/3/3/5/1/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

オーチュナイト

透明度:★★★☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★★★★★
硬さ :★☆☆☆☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

オーチュナイトは、ウランを含む二次鉱物の一つなんです。二次鉱物というのは、もともとあった鉱物が変化してできた鉱物のことですね。

この鉱物は、薄い板のような結晶が集まって、まるで本のページが重なったような見た目をしていることが多いんですよ。キラキラとしたガラス光沢があって、割れた面は真珠のような光沢を見せることもあります。

ただ、爪で傷がつくくらい脆いので、取り扱いには少し注意が必要です。それに、乾燥した空気中では水分が抜けて、メタオーチュナイトという別の鉱物に変化しやすい性質も持っています。

色は、とても鮮やかな黄緑色をしています。この美しい色は、含まれているウランによるものなんですよね。光に当たるとキラキラして、なかなか目を引く見た目をしています。

産地

オーチュナイトは世界中のウラン鉱床で見つかるんですが、特に有名なのは名前の由来にもなったフランスのオータン地方でしょうか。

他にもポルトガル、ドイツ、アメリカのワシントン州やユタ州、コンゴ民主共和国、オーストラリアなど、各地で産出が報告されています。

その他の情報

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歴史や名前の由来

この鉱物が初めて発見されたのは、フランスのブルゴーニュ地方にあるオータンという町でした。それで、発見地にちなんで「オーチュナイト」と名付けられたんですよね。

ちなみに、和名では燐灰ウラン石(りんかいうらんせき)と呼ばれています。これは成分に含まれるリンやカルシウム、そしてウランを示している名前です。

パワーストーンとして

オーチュナイトはウランを含んでいるため、放射線を出す性質があります。

そのため、残念ながらアクセサリーとして身につけたり、お守りとして持ち歩いたりするようなパワーストーンとしては、一般的には扱われていないんです。

コレクションとして楽しむ場合も、放射性があることを理解して、適切な知識を持って扱うことが大切になりますね。

主な用途

かつてはウラン資源の一つとして採掘されたこともあったようですが、現在ではその美しい結晶の形や、強い蛍光という特徴から、鉱物コレクター向けの標本として人気があるんです。

特に紫外線ライトを当てたときの鮮やかな蛍光は、多くの人を魅了します。

その他

オーチュナイトの一番面白い特徴といえば、やっぱり紫外線ライトを当てたときの反応でしょう。ブラックライトなどの紫外線を当てると、目が覚めるような強い黄緑色の蛍光を発するんですよ。これは本当にきれいで、他の鉱物にはない魅力の一つと言えますね。

また、先ほども少し触れましたが、放射線を出す鉱物なので、長時間素手で触ったり、粉末を吸い込んだりしないように注意が必要です。

保管する際も、他の鉱物や写真フィルムなどへの影響を考えて、少し離して置くなどの配慮があると良いかもしれません。

おわりに

今回はオーチュナイトについて解説しました。

鮮やかな黄緑色と、紫外線で強く光る蛍光がとても印象的な鉱物でしたね。放射性があるという点は注意が必要ですが、その性質も含めて地球が生み出した多様な鉱物の一つです。

この解説が、オーチュナイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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