※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています
ブラッドストーンの特徴
ブラッドストーン(血玉髄)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
ブラッドストーン
透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★☆☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★☆☆☆
基本的な特徴
ブラッドストーンは、深緑色の地に赤い斑点模様が特徴的な鉱物です。この赤い斑点がまるで血のように見えることから、その名が付けられたと言われているんですよね。
カルドセニーと呼ばれる鉱物のグループに属すため、比較的丈夫で扱いやすい石なんですが、硬度はモース硬度で6.5から7くらいありまして、アクセサリーなどにも加工しやすい硬さを持っています。
色
ブラッドストーンの基本的な色は、濃い緑色や暗い緑色です。そして、最も目を引くのは、その緑色の地に入った鮮やかな赤い斑点模様でしょう。
この赤い色は、酸化鉄の細かな粒子によるもので、ヘマタイトやゲーサイトといった鉱物が関係しています。まるで緑の大地に赤い血が飛び散ったかのような見た目から、古くから人々の想像力をかき立ててきたんですね。
赤い斑点の入り方や量は石によって様々で、一つとして同じものはない個性的な表情を見せてくれます。
産地
ブラッドストーンは、世界各地で産出する鉱物です。特に有名な産地としては、インドが挙げられますね。他にもオーストラリア、ブラジル、中国、アメリカ合衆国など、広い範囲で採掘されているんですよ。
それぞれの産地によって、色合いや斑点の入り方に微妙な違いが見られることもあるんです。比較的手に入りやすい鉱物ではありますが、質の高いものはやはり価値が高くなります。
その他の情報

歴史や名前の由来
ブラッドストーンは、古くから人々に知られ、利用されてきた鉱物です。その名前は、見た目そのままに、血を連想させる赤い斑点に由来しています。和名では血玉髄(けつぎょくずい)や血石(けっせき)、と呼ばれることもありますね。
中世ヨーロッパでは、この石がイエス・キリストが十字架にかけられた際、その血が足元の緑色のジャスパーに滴り落ちてできたという伝説があったんですよ。そのため、神聖な力を持つ石として扱われていたそうです。
パワーストーンとして
ブラッドストーンは、パワーストーンとしても人気が高い鉱物です。血液を浄化し、活力を与える力があると信じられていますね。
また、困難に立ち向かう勇気や精神的な強さをサポートしてくれるとも言われているんですよ。持ち主に生命力を与え、目標達成を後押ししてくれるお守りとして、古くから大切にされてきました。
出産のお守りとしても用いられることがあるそうです。
主な用途
ブラッドストーンは、その美しい見た目と適度な硬さから、宝飾品としてよく利用される鉱物です。カボションカットにされて指輪やペンダント、ブローチなどに加工されることが多いですね。
また、彫刻を施した装飾品や、印章としても古くから使われてきました。ビーズに加工されてネックレスやブレスレットになることもありますし、お守りとしてそのまま持ち歩く人もいるんですよ。
その他
ブラッドストーンは、ヘリオトロープという別名でも知られている鉱物です。このヘリオトロープという名前は、ギリシャ語で太陽を意味するヘリオスと、回転を意味するトロポスが組み合わさった言葉なんですよね。
古代には、この石を水に浸すと太陽が赤く見える、あるいは太陽の向きを変える力があると信じられていたそうです。また、ブラッドストーンは3月の誕生石の一つとしても知られていて、3月生まれの人への贈り物としても選ばれることがあります。
おわりに
今回はブラッドストーンについて解説しました。
深緑色に散る赤い斑点が印象的で、古くから勇気や生命力の象徴とされてきたブラッドストーンの魅力が伝わりましたでしょうか。
この解説が、ブラッドストーンや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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