【石これ】ブルーカルセドニー（青玉髄）Blue Chalcedony｜穏やかな空色が心を癒す石

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ブルーカルセドニーの特徴

ブルーカルセドニー（青玉髄）がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

ブルーカルセドニー

透明度：★★★☆☆
光沢度：★★★☆☆
希少性：★★★☆☆
蛍光　：★★☆☆☆
硬さ　：★★★★☆
重さ　：★★☆☆☆

基本的な特徴

ブルーカルセドニーは、目に見えないくらいの石英のとても小さな結晶が集まってできた鉱物です。そのため、見た目は半透明で、しっとりとしたロウのような光沢を持つことが多いんですね。その結晶が大きくなり、球状結晶（ぶどう状）になることもあります。

和名では青玉髄（あおぎょくずい）と呼ばれ、瑪瑙と同じ仲間になりますが、ブルーカルセドニーには瑪瑙のような縞模様がないのが特徴なんですよ。全体的に穏やかで優しい雰囲気を持っている石になります。

色

ブルーカルセドニーの色は、その名の通り美しい青色が特徴です。淡い水色から、少し紫がかった青色、灰色を帯びた落ち着いた青色まで、様々な色合いがあるんですよ。

この優しい青色は、光が鉱物内部の微細な粒子に当たって散らばる、レイリー散乱という現象によって生まれると考えられています。一部では、銅などのごく僅かな成分が影響しているという説もあるようですね。

産地

ブルーカルセドニーは、世界各地で産出される鉱物です。特に有名なのは、ナミビアやアメリカ、インド、トルコ、マダガスカルなどですね。それぞれの産地によって、色合いや透明度に少しずつ違いが見られることもあります。

日本でもごく稀に産出することが報告されていますが、宝飾品として流通するような質の高いものは、海外からのものがほとんどだと言えるでしょう。

その他の情報

歴史や名前の由来

ブルーカルセドニーは、古くから人々に親しまれてきた歴史を持つ石です。古代ローマ時代やギリシャ時代には、装飾品やカメオ、インタリオといった彫刻を施した印章などにも用いられていたそうです。

その名前の由来は、古代ギリシャの港町、カルケドンで多く産出したことから名付けられたという説が有力なんですよ。とても歴史の古い石の一つとして知られています。

パワーストーンとして

ブルーカルセドニーは、パワーストーンとしても人気が高い石です。穏やかで優しいエネルギーを持ち、精神的な緊張を和らげ、リラックスさせてくれると言われています。

コミュニケーション能力を高め、人間関係を円滑にするのを助けたり、自己表現を豊かにするサポートをしてくれるとも考えられているんですね。

持ち主の心を穏やかに保つお守りとしても良いかもしれません。

主な用途

ブルーカルセドニーの主な用途は、やはり宝飾品です。その優しい色合いと加工のしやすさから、ネックレスやイヤリング、指輪などに使われることが多いですね。

特にカボションカットという、丸く滑らかに研磨された形が人気なんですよ。その他にも、ビーズとしてブレスレットに使われたり、美しいものは彫刻の材料や置物としても利用されることがあります。

その他

ブルーカルセドニーは、実はとても小さな穴がたくさん空いた構造をしています。そのため、染料が染み込みやすく、市場には人工的に鮮やかな青色に着色されたものも多く出回っているんですよね。

天然の美しいブルーカルセドニーは、その自然な色合いと希少性から特に価値が高いとされています。購入する際は、天然か処理かを確認することも大切かもしれませんね。