【石これ】ブロシャンタイト(ブロシャン銅鉱)Brochantite|鮮やかな緑色の針状結晶が特徴

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目次

ブロシャンタイトの特徴

ブロシャンタイト(ブロシャン銅鉱)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

3/4/3/1/2/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

ブロシャンタイト

透明度:★★★☆☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

ブロシャンタイトは、銅を含む鉱床が地表近くで風化することによってできる、二次鉱物の一つです。多くの場合、細くて長い針のような結晶が集まった形や、繊維状の集合体で見つかりますね。

時には、ぶどうの房のような形や、薄い膜状になって他の石の表面を覆っていることもあるんですよ。モース硬度は3.5から4と、鉱物の中では比較的やわらかい部類に入ります。

ブロシャンタイトの色は、鮮やかな緑色から濃い緑色、時には黒に近い緑色まで、さまざまな緑色のバリエーションがあります。

エメラルドグリーンのような美しい色のものも見つかることがありまして、その見た目の美しさからコレクターにも人気があるんですよね。この緑色は、成分に含まれる銅によるものなんです。

産地

ブロシャンタイトは、世界各地の銅鉱床の酸化帯で見つかる鉱物です。

特に有名な産地としては、アメリカのアリゾナ州やニューメキシコ州、チリ、ナミビア、ギリシャ、イタリアなどが挙げられますね。

日本でも、数は少ないものの、いくつかの銅鉱山跡などで産出が報告されているんですよ。質の良い結晶が採れる場所は限られています。

その他の情報

Stone Brochantite02

歴史や名前の由来

ブロシャンタイトは、1824年にフランスの著名な鉱物学者であり地質学者でもあった、アルマン・ジャン・フランソワ・マリー・ブロシャン・ド・ヴィリエ氏によって初めて記述された鉱物です。

この鉱物の名前は、彼の功績を称えて名付けられたそうなんですよね。ちなみに和名は、ブロシャン銅鉱(ぶろしゃんどうこう)と言います。

パワーストーンとして

ブロシャンタイトは、パワーストーンとして特別に広く知られているわけではないようです。

しかし、銅を含む緑色の鉱物であることから、癒やしや心の安定、あるいは持ち主の成長を促すといった意味合いで語られることがあるかもしれませんね。

銅は古くからエネルギーを伝導する性質があるとも言われていますので、そういった面での効果を期待する人もいるかもしれません。

主な用途

ブロシャンタイトの主な用途は、鉱物標本としてのコレクションです。

特に、美しい針状結晶が密集したものは観賞価値が高く、コレクターの間で取引されていますね。銅の原料として利用されることは、その産出量や他の銅鉱石との兼ね合いから、あまり一般的ではないようです。

一部、研究用の試料としても使われることがあります。

その他

ブロシャンタイトは、孔雀石(マラカイト)や珪孔雀石(クリソコラ)といった他の緑色の銅二次鉱物と見た目が似ていることがあるため、間違われることもあります。

これらの鉱物としばしば一緒に産出することも特徴の一つですね。細かい針状の結晶が集まってビロードのような光沢を見せるものは、特に美しいんですよ。

おわりに

今回はブロシャンタイトについて解説しました。

鮮やかな緑色の針状結晶が特徴的なブロシャンタイトは、銅鉱床の酸化帯という特殊な環境でゆっくりと形成される美しい鉱物なんですよね。その繊細な結晶の集合体は、自然が作り出した芸術作品のようにも感じられます。

この解説が、ブロシャンタイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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