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ブルッカイトの特徴
ブルッカイト(板チタン石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
ブルッカイト
透明度:★★☆☆☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★★★☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★★☆☆
基本的な特徴
ブルッカイトは、二酸化チタンからなる鉱物の一種です。ルチルやアナターゼと同じ化学組成を持つ仲間、つまり同質異像の関係にあるんですよ。
結晶は板状や柱状になることが多く、これが和名の板チタン石(いたちたんせき)の由来にもなっているんですね。
硬さはナイフでなんとか傷がつくくらいで、割れやすい性質も持っています。光沢は亜金属光沢からダイヤモンドのような強い輝きを見せることもあるんです。
色
ブルッカイトの色は、赤褐色や黄褐色、黒っぽい色合いが一般的です。時には青みがかった黒色や、非常に濃い赤色を示すものも見つかりますね。
透明なものは珍しく、多くは半透明から不透明で、光にかざすと薄い部分が少し透けて見える程度なんですよ。ちなみに、粉末にした時の色は黄褐色から帯灰白色になります。
産地
ブルッカイトは、世界各地の熱水鉱脈やペグマタイト、アルプス型石英脈などから産出します。
特に美しい結晶が採れる場所としては、パキスタンやブラジル、スイスのアルプス地方、アメリカのアーカンソー州などが有名ですね。
日本でも産出の報告はあるものの、良質な結晶が見つかることは稀で、コレクターにとっては貴重な鉱物の一つと言えるでしょう。
その他の情報

歴史や名前の由来
ブルッカイトは、1825年にイギリスの鉱物学者であり結晶学者でもあったヘンリー・ジェイムズ・ブルック氏によって確認された鉱物です。彼の功績を称えて、この名前が付けられたんですよね。
和名の「板チタン石」は、その特徴的な板状の結晶の形と、主成分であるチタンに由来しています。
パワーストーンとして
ブルッカイトは、パワーストーンとしては、持ち主のエネルギーを活性化させるといわれています。また、洞察力や直感力を高め、物事の本質を見抜く力を養うサポートをしてくれるとも考えられているんですね。
目標達成に向けて、精神的な強さや集中力をもたらすお守りとしても人気があるようです。
主な用途
ブルッカイトの主な用途は、その美しい結晶形や希少性から、鉱物標本としての収集が中心です。
同じ二酸化チタン鉱物であるルチルやアナターゼは、白色顔料や光触媒など工業的にも広く利用されていますが、ブルッカイトは産出量が比較的少ないため、工業原料として積極的に使われることはあまりないみたいですね。
その他
ブルッカイトは、二酸化チタンの三つの主要な同質異像(ルチル、アナターゼ、ブルッカイト)の中で、最も密度が低く、比較的不安定な相とされています。
特定の温度や圧力条件下で生成され、加熱するとルチルに転移するという性質を持っているんですよ。このため、地球科学の研究において、鉱物が生成した環境を知る手がかりとなることがあるんです。
おわりに
今回はブルッカイトについて解説しました。
ブルッカイトが持つ赤褐色や黒色の美しい板状の結晶や、ルチル、アナターゼといった鉱物との興味深い関係性を知っていただけたでしょうか。
この解説が、ブルッカイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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