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バルトフォンティナイトの特徴
バルトフォンティナイト(バルトフォンティン石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
バルトフォンティナイト
透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★★☆
蛍光 :★★☆☆☆
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★★☆☆
基本的な特徴
バルトフォンティナイトは、カルシウムやケイ素を主な成分とする鉱物です。
三斜晶系という結晶のグループに属していて、針のような形や短い柱のような形の結晶が、放射状に集まって見つかることが多いんですね。
硬さはモース硬度で4.5くらいなので、ナイフでなんとか傷がつく程度の硬さを持っています。重さは、一般的な石と比べて平均的か、ほんの少し重いくらいでしょうか。
透明なものから半透明なものまであって、ガラスのような光沢や、種類によっては真珠のような優しい光沢を見せることもあるんですよ。劈開といって、特定の方向に割れやすい性質も持っています。
色
バルトフォンティナイトの色は、主に無色や白色、淡いピンク色のものが多いです。
時には、ほんのりとした黄色みがかったものや、ごくまれに淡い青緑色をしたものも見つかることがあるそうですが、その優しい色合いは、見ているとなんだか心が和むような感じがします。
色の濃淡は、含まれるわずかな不純物によって変わることがあると考えられています。特にピンク色のものは人気があって、コレクションとしても好まれる傾向にありますね。
産地
バルトフォンティナイトの主な産地は、南アフリカ共和国です。
特に有名なのは、この石の名前の由来にもなったバルトフォンテイン鉱山や、ダイヤモンドで知られるキンバリー地域の鉱山なんですね。
これらの場所は、ダイヤモンドの採掘が行われる過程で、一緒にバルトフォンティナイトが見つかることがあるみたいなんです。そのため、ダイヤモンドと一緒に産出する珍しい鉱物としても知られています。
他の地域でもごく少量報告されることはありますが、やはり南アフリカが中心的な産地と言えるでしょう。
その他の情報

歴史や名前の由来
バルトフォンティナイトの歴史は、1922年にさかのぼります。この年に、南アフリカ共和国のバルトフォンテイン鉱山で初めて発見されたんですね。
発見された場所であるバルトフォンテイン鉱山にちなんで、バルトフォンティナイトと名付けられました。
和名では、そのままバルトフォンティン石と呼ばれています。発見されてからまだ100年ほどなので、比較的新しい鉱物と言えるかもしれませんね。
パワーストーンとして
バルトフォンティナイトは、一般的なパワーストーンとして広く知られているわけではありません。そのため、特定の効果や意味合いが強く語られることは少ないかもしれませんね。
ただ、その清らかで優しい色合いや、針状に広がる結晶の形から、純粋さや清浄、あるいはエネルギーの広がりをイメージさせる方もいるようです。
もしお守りとして持つなら、心の平静や新しいことへの一歩を応援してくれるような、そんな存在になってくれるかもしれませんね。
主な用途
バルトフォンティナイトの主な用途は、鉱物標本としての収集が中心です。特に、放射状に美しく結晶したものは、コレクターの間で人気があるんですよ。
その繊細な結晶の形や、優しい色合いが魅力的なんですね。研究用の試料としても、その組成や結晶構造が調べられることがありますね。
硬度がそれほど高くないことや、特定の方向に割れやすい性質があるため、アクセサリーなどの宝飾品として加工されることは、残念ながらあまりありません。
その他
バルトフォンティナイトに関するその他の情報としては、やはりダイヤモンド鉱山で産出するという点が興味深いです。ダイヤモンドが生成されるような特殊な環境下で、この鉱物も形成されることがあるんですね。
また、加熱すると水分を失って、別の鉱物に変化するという性質も持っています。これは、結晶構造の中に水分子や水酸基を含んでいるためなんです。
見た目の美しさだけでなく、そういった科学的な側面も、鉱物の面白さの一つと言えるでしょうね。紫外線ライトを当てると、青白い蛍光を発するタイプもあるそうですよ。
おわりに
今回はバルトフォンティナイトについて解説しました。
この鉱物の、まるで花が開いたかのように放射状に広がる結晶の形や、ダイヤモンドが見つかるような場所で一緒に産出するという珍しさが、特に印象に残ったのではないでしょうか。優しい色合いも魅力的で、見ているだけでなんだか穏やかな気持ちになれますね。
この解説が、バルトフォンティナイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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