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バンブルビージャスパーの特徴
バンブルビージャスパー(黄碧玉)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
バンブルビージャスパー
透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★★☆
蛍光 :★★☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★☆☆☆
基本的な特徴
バンブルビージャスパーは、その名前や見た目からジャスパーの一種と思われがちですが、実は鉱物学的にはカルサイトや硬石膏、硫黄などが主成分のため、炭酸塩岩などに分類され、ジャスパーではないんですよ。
硬さも本物のジャスパーより柔らかく、取り扱いには注意が必要になります。比較的新しい鉱物のためか、まだ和名がつけられていないようですが、その名前と色から「黄碧玉」と呼ばれることがあるようです。
繰り返しますがジャスパーではないので、様々な色のジャスパーを集めたいというコレクターの方はご注意ください。もっとも、クイズのように使うのは面白いかもしれませんね。
色
バンブルビージャスパーの色は、その名の由来にもなったマルハナバチを思わせる、鮮やかな黄色やオレンジ色と黒色の縞模様が最大の特徴です。
この印象的な黄色は主に硫黄によるもので、オレンジ色はレアルガーや赤鉄鉱、黒や灰色の部分はマンガン酸化物などが関係していると考えられていますね。これらの鉱物が層状に重なることで、独特の美しい模様を生み出しているんですよ。
産地
バンブルビージャスパーの主な産地は、インドネシアの西ジャワ州です。
この地域は火山活動が活発で、形成に必要な硫黄などの成分が供給されやすい環境なんですよね。限られた場所でしか採れないため、その希少性も魅力の一つとなっています。
他の地域でも似た石が見つかることはありますが、典型的なものはインドネシア産が多いようです。
その他の情報

歴史や名前の由来
バンブルビージャスパーの歴史は比較的新しく、1990年代頃から市場に出回り始めたと言われています。名前は英語でマルハナバチを意味する「バンブルビー」に由来するんですよ。
鮮やかな黄色と黒の縞模様が、まさしくマルハナバチの体色を連想させることから名付けられました。見た目のインパクトが強く、すぐに人気のある石の一つになったんですね。
パワーストーンとして
バンブルビージャスパーは、パワーストーンとしても注目されています。
持ち主に喜びや活力を与え、創造性や表現力を高める力があると信じられているんです。また、困難な状況を乗り越える勇気や、ポジティブなエネルギーをもたらすとも言われていますね。
明るい色合いは、見ているだけでも元気が出るような石なんですよ。
主な用途
バンブルビージャスパーの主な用途は、その美しい模様を活かした装飾品です。
カボションカットに研磨され、アクセサリーとして人気があるんですよ。ペンダントやブローチ、指輪などに加工されることが多いですね。また、磨き石や置物としても楽しまれます。
ただし、硬度が低めなので衝撃には注意が必要です。
その他
バンブルビージャスパーには、いくつか知っておいてほしい注意点があります。
まず主成分の一つである硫黄は水に弱いため、水洗いは避けた方が良いでしょう。また、微量のヒ素やその他の硫化物を含むことがあると言われています。そのため、研磨時には粉塵を吸わないよう注意し、取り扱い後は手を洗うことをおすすめしますね。
美しい石ですが、その特性をよく理解して安全に楽しむことが大切ですね。
おわりに
今回はバンブルビージャスパーについて解説しました。
バンブルビージャスパーの魅力は、蜂を思わせる鮮やかな色彩と模様ですね。その名前とは異なり実はジャスパーではないという点も興味深く、限られた産地でしか採れない希少性も人を惹きつける理由でした。
この解説が、バンブルビージャスパーや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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