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セレスタイトの特徴
セレスタイト(天青石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
セレスタイト
透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★☆☆☆
蛍光 :★★☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★★☆☆
基本的な特徴
セレスタイトは、硫酸ストロンチウムを主成分とする硫酸塩鉱物です。見た目の美しさとは裏腹に、とても繊細な性質を持っています。
モース硬度が3から3.5と低く、特定の方向に割れやすい劈開という性質も持っているため、衝撃には注意が必要なんですよね。
色
セレスタイトの色といえば、やはりその名前の由来にもなった美しい空のような青色が代表的です。
この青色は、和名で天青石(てんせいせき)と呼ばれる理由にもなっています。ただ、実は他にも無色や白、黄色、緑がかったものなど、実は様々な色合いが存在するんですよ。
この美しい色は紫外線や熱に弱く、長時間日光に当てていると色が薄くなってしまうことがあるので、保管には少し気を使う必要がありますね。
産地
セレスタイトは世界中の様々な場所で産出される鉱物です。中でも特に有名なのがマダガスカルで、大きく美しい結晶が採れることで知られています。
その他にも、アメリカのオハイオ州では巨大な晶洞が見つかっており、メキシコやイタリア、チュニジアなどからも産出されるんですよ。
その他の情報

歴史や名前の由来
セレスタイトという名前は、1798年に命名された比較的新しい鉱物名です。
ラテン語で「天国のような」とか「空の」といった意味を持つ「caelestis」という言葉が由来になっています。まさにその澄んだ青色にぴったりの名前ですね。
和名の天青石も、この空の色を連想させることから付けられました。
パワーストーンとして
セレスタイトは、その穏やかな色合いから清らかさや安らぎの象徴とされ、持ち主の精神を落ち着かせ、心を癒す石として人気があります。
寝室に置くと安眠をもたらすとも言われていて、ヒーリングストーンとしても多くの人に愛されています。
主な用途
セレスタイトの最もポピュラーな用途は、美しい鉱物標本としてのコレクションです。その繊細な美しさは、多くのコレクターを魅了してやみません。
また、工業的な面では主成分であるストロンチウムの重要な供給源にもなっています。ストロンチウムは、花火の鮮やかな赤い色を出すために使われたり、過去にはテレビのブラウン管にも利用されていました。
その他
セレスタイトは、水に溶けやすいという少し珍しい性質を持っています。そのため、水を使った洗浄は避けた方が良いとされています。
また、先ほども触れましたが、硬度が低くとても脆い鉱物なので、アクセサリーとして身につけるよりは、観賞用の置き石として楽しむのがおすすめなんですよ。取り扱いには優しさが必要な鉱物ですね。
おわりに
今回はセレスタイトについて解説しました。
天国のような名前を持つセレスタイトは、その名に恥じない清らかな青色が本当に魅力的です。その一方で、とても脆くデリケートで、光で色が褪せてしまう儚さも持ち合わせています。そんな繊細な部分も知ると、より一層愛着がわいてきませんか?
この解説が、セレスタイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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