カルコサイト(輝銅鉱)Chalcociteの色や特徴、価格や産地について解説|銅の原料となる金属光沢の重たい石

Stone Chalcocite01
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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

カルコサイトの特徴

カルコサイト(輝銅鉱)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

1/3/2/1/2/4 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

カルコサイト

透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★☆☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★★★☆

基本的な特徴

カルコサイトは銅を主成分とする硫化鉱物の一種です。

私たちの生活に欠かせない金属である銅を採るための、とても重要な鉱石なんですよね。見た目は金属のような光沢を持っていますが、硬さはナイフで傷がつくくらい柔らかく、少し脆い性質を持っています。

また、手に取ってみるとずっしりと感じる重さも、大きな特徴のひとつになります。

カルコサイトの地の色は、暗い鉛のような灰色です。採掘されたばかりの新鮮な面は、強い金属光沢を放っていてとてもきれいなんですよね。

しかし、空気に長く触れていると表面が酸化してしまい、だんだんと光沢が鈍く黒っぽい色に変化していきます。この色の変化もカルコサイトの面白いところかもしれません。

産地

カルコサイトは、もともとあった銅の鉱物が変化してできる二次鉱物です。そのため、銅鉱床の中でも銅の成分が濃縮された部分でよく見つかります。

アメリカやイギリス、ナミビアなどが有名な産地として知られていますけど、日本でも量は少ないものの産出するんですよ。

その他の情報

Stone Chalcocite02

歴史や名前の由来

カルコサイトという名前は、ギリシャ語で銅を意味する「chalkos」から付けられました。その名の通り、銅をたくさん含んでいる鉱物なんですね。

ちなみに和名では輝銅鉱(きどうこう)と呼ばれていて、こちらも金属のような輝きを持つ銅の鉱石という特徴をよく表しています。

パワーストーンとして

カルコサイトは、変化や変容を促す力を持つ石だといわれています。新しい環境や状況にスムーズに適応できるよう手助けをしてくれたり、直感力を高めてくれたりするそうですね。

何か新しい挑戦をしようとしている人の、お守りとしても良いかもしれません。

主な用途

カルコサイトの最も重要な用途は、なんといっても銅を採るための原料です。

銅は電線や硬貨、調理器具など、私たちの暮らしに欠かせない身近な金属ですよね。その原料であるカルコサイトは、産業的にとても価値が高い鉱物だといえます。

その他

カルコサイトには、温度によって結晶の構造が変わるという少し変わった性質があります。およそ103℃を境にして結晶の形が変化する、同質異像という現象が起こるんですね。

普段は見ることができない、鉱物の内に秘められた面白い一面だと思います。

おわりに

今回はカルコサイトについて解説しました。

カルコサイトは私たちの生活に欠かせない銅の原料として活躍する、とても重要な鉱物です。空気に触れると黒く変色してしまう繊細さと、ずっしりとした重さが魅力的なんですね。

この解説が、カルコサイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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