クロライト(緑泥石)Chloriteの色や特徴、産地や価格・相場が分かる|他の石の中に見られる深緑色の内包物

Stone Chlorite01
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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

クロライトの特徴

クロライト(緑泥石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

2/2/1/1/1/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

クロライト

透明度:★★☆☆☆
光沢度:★★☆☆☆
希少性:★☆☆☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★☆☆☆☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

クロライトは、実は一つの鉱物の名前ではなく、似たような性質を持つ鉱物のグループをまとめた総称です。

和名を緑泥石(りょくでいせき)と言いまして、その名前の通り泥が固まったような見た目をしていますね。雲母の仲間にも近く、とても薄くはがれる性質を持っているんですよ。

硬さがとても低くて、爪でも傷がついてしまうくらい柔らかい鉱物になります。

クロライトの色は、その名前が示すようにほとんどが緑色です。鉄分の量によって色合いが変わり、濃い緑色から黄色みがかった緑、黒っぽい緑色まで様々なバリエーションが見られます。

時には白色やピンク色のものも存在しますが、やはり代表的なのは深みのある緑色でしょう。落ち着いた風合いが魅力的なんですよね。

産地

クロライトは、世界中の様々な場所で産出される、とてもありふれた鉱物です。特に、岩石が熱や圧力を受けて変化する場所でよく見つかりますね。

日本でも全国の広い範囲で産出していて、鉱物採集などでも比較的手に入りやすい鉱物の一つなんですよ。特定の産地に限らず、広く地球上に分布しています。

その他の情報

Stone Chlorite02

歴史や名前の由来

クロライトという名前の由来は、ギリシャ語で緑色を意味する「chloros」から来ています。これは見た目の色がそのまま名前になった、とても分かりやすい例ですね。

古くから認識はされていましたが、工業的な価値があまりなかったため、歴史の中で大きく注目されることは少なかったようです。

パワーストーンとして

クロライトは、パワーストーンとしては強力な癒やしの力を持つとされています。深い緑色から連想されるように、心身の疲れを取り除き、リラックスさせてくれる効果があるんですね。

また、ネガティブなエネルギーを浄化したり、人間関係を円滑にしてくれたりするお守りとしても人気があります。

主な用途

クロライトは、その柔らかさから工業的な用途はほとんどありません。主な用途は鉱物標本として楽しむことですね。

それから、水晶などの他の鉱物の中に内包物として入り込むことがよくあります。クロライトが入った水晶はガーデンクォーツとも呼ばれ、石の中に庭園が広がっているようでとても美しいんですよ。

その他

クロライトの最大の特徴は、他の鉱物の美しさを引き立てる名脇役であることです。単独の結晶としてよりも、水晶や方解石といった鉱物の中にインクルージョンとして含まれる姿でよく知られています。

この内包されたクロライトが山や森のような景色を作り出し、鉱物の価値をぐっと高めることがあるんですよね。

おわりに

今回はクロライトについて解説しました。

クロライトは単体で主役になることは少ないですが、他の鉱物の中に入ることで、まるでミニチュアの庭園のような美しい景色を生み出す、とても奥深い鉱物でした。その控えめながらも重要な役割を知ると、もっと魅力的に見えてきませんか?

この解説が、クロライトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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