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コバルタイトの特徴
コバルタイト(輝コバルト鉱)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
コバルタイト
透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★★★☆
基本的な特徴
コバルタイトは、コバルトとヒ素、硫黄が結びついてできた鉱物です。立方体や八面体など、サイコロのように整った形で産出することが多く、その美しい結晶形が魅力なんですよね。
パイライトという別の鉱物と見た目が似ていることもありますが、色合いなどで見分けることができます。
色
この鉱物の色は、銀白色から鋼のような灰色で、とても強い金属光沢を持っています。新鮮なものは銀色に輝いていますが、表面が空気に触れて酸化すると、赤みがかった色合いに変化することがあるんですね。
さらに酸化が進むと、コバルト華と呼ばれる鮮やかなピンク色の別の鉱物になることもあるんですよ。
産地
コバルタイトは、コバルトを採るための鉱石として、世界中の鉱山で産出する鉱物です。中でもスウェーデンやカナダ、モロッコなどが質の良い結晶が採れる産地として有名ですね。
日本でも、かつては奈良県や岡山県の鉱山から見つかっていました。和名では輝コバルト鉱(きこばるとこう)と呼ばれます。
その他の情報

歴史や名前の由来
コバルタイトの名前は、ドイツ語で山の精霊やゴブリンを意味するコボルトという言葉から来ています。
昔の鉱夫たちが、銀にそっくりなのに銀が採れず、しかも加熱すると有毒ガスを出すこの石を、精霊の呪いだと考えたことに由来するんですね。
パワーストーンとして
コバルタイトは、持ち主の創造性を高め、新しいアイデアを生み出す手助けをしてくれる石とされています。
また、困難な状況に立ち向かうための勇気や、目標を達成するための精神的な強さを与えてくれるとも言われているんですよ。
主な用途
この鉱物の最も大切な役割は、レアメタルであるコバルトの原料となることです。
コバルトは、ジェットエンジンの部品に使われる合金や、スマートフォンのバッテリー、そして美しいコバルトブルーの顔料など、私たちの生活に欠かせない様々なものに使われています。
その他
コバルタイトには、成分としてヒ素が含まれているため、取り扱いには少し注意が必要です。加熱すると有毒なガスが発生しますし、粉末を吸い込むのは健康に良くないんですね。
観賞用として楽しむ分には問題ありませんが、触った後は手を洗うように心がけると、より安全に楽しむことができます。
おわりに
今回はコバルタイトについて解説しました。
銀色に輝く整った結晶が美しいコバルタイトは、その名前が山の精霊に由来するという面白い背景を持っていました。そして現代社会では、重要な金属資源として私たちの生活を支えてくれている、とても大切な鉱物なんですね。
この解説が、コバルタイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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