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コーラルの特徴
コーラル(珊瑚)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
コーラル
透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★☆☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★☆☆☆
基本的な特徴
コーラルは、厳密には石ではなく、珊瑚虫という小さな生き物が作り出した骨格です。鉱物ではなく生物に由来する「有機質宝石」に分類される、とても珍しい存在なんですよね。
主成分は炭酸カルシウムでできていて、和名を珊瑚(さんご)と言い、海の枝のような形で見つかります。
色
この宝石の色は、血のように濃い赤色から優しいピンク色、清らかな白色まで様々なものがあります。
特に日本近海で採れる鮮やかな赤色のものは「血赤珊瑚」と呼ばれ、世界的に見ても最高品質として高く評価されているんですよ。他にも黒色や金色の希少なコーラルも存在しますね。
産地
コーラルは、世界の暖かくきれいな深海に生息しています。日本の高知県沖や小笠原諸島、沖縄近海は世界有数の産地として有名なんです。
その他には、イタリアやギリシャなどの地中海沿岸も古くからの産地として知られていますね。成長が非常に遅く、採取できる量には限りがあります。
その他の情報

歴史や名前の由来
コーラルは、とても古くからお守りや装飾品として世界中で大切にされてきました。古代ローマでは、子どものお守りとしてゆりかごに吊るす習慣があったそうます。
日本では仏教における七つの宝物「七宝」の一つに数えられ、富と繁栄の象徴とされてきた、とても由緒ある宝石なんですよね。
パワーストーンとして
コーラルは、生命の源である海から生まれた宝石であることから、生命力を高める力を持つとされています。持ち主を災いから守る厄除けの効果が強いと言われ、古くから船乗りたちのお守りにもなってきました。
また、安産や子どもの健やかな成長を願うお守りとしても人気がありますね。
主な用途
その美しい色と加工のしやすさから、主にネックレスや指輪などの宝飾品として利用されます。特に日本では、帯留めやかんざしといった和装小物としても根強い人気を誇るんですよ。
原木の形を活かした置物や、職人技が光る細かい彫刻を施した工芸品としても高く評価されています。
その他
コーラルは生物由来の宝石なので、取り扱いには少し注意が必要です。主成分が炭酸カルシウムのため、汗や化粧品、果汁などの酸に弱い性質があります。
また、硬度も低く傷つきやすいので、他の宝石とは別に保管するのがおすすめですね。コーラルは3月の誕生石としても知られています。
おわりに
今回はコーラルについて解説しました。
海の生命が長い時間をかけて育んだ、温かみのある赤い色がコーラルの魅力ですね。鉱物とはまた違った、生命の神秘を感じさせてくれる特別な存在だということが伝わりましたでしょうか。大切に扱えば、世代を超えて受け継いでいける宝石です。
この解説が、コーラルや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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