コランダム(鋼玉)Corundumの色や特徴、価格や産地について解説|赤や青の美しい宝石に姿を変える硬い鉱物

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

コランダムの特徴

コランダム(鋼玉)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

4/4/3/4/5/4 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

コランダム

透明度:★★★★☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★★★★☆
硬さ :★★★★★
重さ :★★★★☆

基本的な特徴

コランダムは、酸化アルミニウムという物質からできている鉱物です。

最大の特徴は、なんといってもその硬さで、鉱物の硬さを表すモース硬度では9を誇ります。これはダイヤモンドに次ぐ硬さで、とても傷がつきにくい性質を持っているんですね。

結晶は六角柱状になることが多く、手に取るとずっしりとした重みを感じるのも特徴のひとつなんですよ。

実は純粋なコランダムは、無色透明です。ではなぜ様々な色があるかというと、結晶が育つ過程で混ざり込んだ、ごくわずかな元素が原因となっています。

例えば、クロムが混ざると鮮やかな赤色のルビーになり、鉄やチタンが混ざると美しい青色のサファイアになるんです。赤色以外のコランダムは、基本的にすべてサファイアと呼ばれ、ピンクや黄色などたくさんの色が存在します。

産地

コランダムは、世界中の様々な場所で産出します。

特にミャンマーやスリランカ、タイ、マダガスカルなどは、高品質なルビーやサファイアが採れることで有名ですね。宝石としての価値が高いものは、こうした特定の地域で産出することが多いんです。

ちなみに、量は少ないものの、日本の岩手県や大分県などでも見つかることがあります。

その他の情報

Stone Corundum02

歴史や名前の由来

コランダムという名前は、とても古い言葉に由来しています。古代インドの言葉であるサンスクリット語でルビーを意味する「クルビンダ」や、タミル語の「クルンダム」が語源になったとされているんですね。

和名では鋼玉(こうぎょく)と呼ばれていて、これはダイヤモンドに次ぐ硬さを持つことから名付けられたそうです。

パワーストーンとして

コランダムは、色によって持つ意味が大きく変わるのが特徴です。赤いルビーは、古くから情熱や勝利、生命力の象徴とされてきました。

一方、青いサファイアは誠実さや知性、心の落ち着きをもたらす石として人気がありますね。自分の目標や願いに合わせて、色を選んでみるのも良いかもしれません。

主な用途

コランダムの最大の用途は、やはり美しい宝石としての利用ですね。赤色のものはルビー、青色やその他の色のものはサファイアとして、指輪やネックレスなどの宝飾品に加工されます。

その一方で、非常に硬い性質を活かして工業用としても大活躍しているんです。レコードの針や時計の部品、硬いものを磨くための研磨剤など、私たちの身近なところで使われています。

その他

コランダムの中には、光を当てると星のような模様が浮かび上がるものがあります。これはアステリズム効果、いわゆるスター効果と呼ばれる現象ですね。

結晶の内部に含まれる、ルチルという鉱物の針状の結晶が特定方向に並ぶことで、光が反射して星のように見えるんです。スタールビーやスターサファイアとして、とても珍重されています。

おわりに

今回はコランダムについて解説しました。

ダイヤモンドに次ぐ硬さを持ちながら、ルビーやサファイアといった美しい宝石にもなる、まさに才色兼備な鉱物なんですよね。工業製品から宝飾品まで、実は私たちの生活に深く関わっている点も興味深いところです。

この解説が、コランダムや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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