クロコアイト(紅鉛鉱)Crocoiteの色や特徴、価格や産地について解説|鮮やかな赤色と針のような結晶が特徴

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

クロコアイトの特徴

クロコアイト(紅鉛鉱)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

3/4/4/1/1/4 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

クロコアイト

透明度:★★★☆☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★★★☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★☆☆☆☆
重さ :★★★★☆

基本的な特徴

クロコアイトは、鉛とクロムが主成分のクロム酸塩鉱物の一種です。細長い柱状や針のような形で結晶することが多く、とても繊細で脆い鉱物なんですよね。

硬さが非常に低く、ちょっとした衝撃でも壊れてしまうことがあるので、標本の取り扱いには注意が必要になります。

この鉱物の一番の魅力は、なんといっても燃えるような鮮やかな赤色やオレンジ色です。この美しい色は成分に含まれるクロムによるもので、キラキラとした金剛光沢も持っていますね。

和名では紅鉛鉱(こうえんこう)と呼ばれていて、その名前からも色の印象がよく伝わってきます。

産地

クロコアイトは、世界でも産地が限られている比較的珍しい鉱物です。特にオーストラリアのタスマニア島は、世界で最も美しく大きな結晶が産出することで有名なんですよ。

他にもロシアのウラル地方などが知られていますが、美しい結晶質の標本はとても貴重で高値で取引されます。

その他の情報

Stone Crocoite02

歴史や名前の由来

この鉱物の名前は、サフランの色を意味するギリシャ語の言葉に由来しています。まさにサフランで染めたような鮮やかな色合いが、名前の元になったんですね。

18世紀にロシアのウラル地方で発見され、その美しさからすぐに鉱物コレクターたちの注目を集めることになりました。

パワーストーンとして

クロコアイトは、情熱や生命力を高め、持ち主に行動力を与える石とされています。創造性を刺激し、新しいことへ挑戦する勇気をくれるとも言われているんですよ。

ただし毒性があるため、アクセサリーとして身につけるのではなく、お守りとしてケースに入れて飾っておくのが一般的です。

主な用途

クロコアイトは、その美しさから主に観賞用の鉱物標本として高い人気を誇ります。脆くて加工が難しく、また毒性もあるため、残念ながら宝飾品として使われることはほとんどありません。

かつてはクロムイエローという黄色の絵の具の原料としても注目された歴史があるんですよ。

その他

この鉱物を扱う上で一番大切なのは、その毒性を理解しておくことです。成分に鉛とクロムを含んでいるため、粉末を吸い込んだり、素手で触った後に食事をしたりするのは危険なんですよね。

また、光に長時間当たると色が褪せてしまう性質もあるので、暗くて涼しい場所での保管が推奨されます。

おわりに

今回はクロコアイトについて解説しました。

燃えるようなオレンジ色の見た目とは裏腹に、非常に脆く繊細で、さらに毒性も併せ持つという特徴がありました。そのギャップが、この石のミステリアスな魅力を際立たせているのかもしれませんね。

この解説が、クロコアイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

他にも色々な鉱物が検索できます

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