デマントイド(翠柘榴石)Demantoidの色や特徴、価格や産地について解説|希少な緑色の輝く宝石

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

デマントイドの特徴

デマントイド(翠柘榴石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

4/5/5/1/3/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

デマントイド

透明度:★★★★☆
光沢度:★★★★★
希少性:★★★★★
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

デマントイドは、ガーネットという鉱物グループの一員です。アンドラダイトという種類のガーネットの中でも、特に美しい緑色を持つものを指すんですよ。

この鉱物の最大の魅力は、ダイヤモンドにも負けないほどの強い輝きと、光が分かれて虹色に見える「ファイア」という現象なんですよね。

硬さは6.5から7くらいで、宝石としては標準的な硬さを持っています。ただ、強い衝撃には注意が必要な場合もあるでしょう。

比重は3.8前後と、ガーネットの中では平均的ですが、一般的な宝石と比べると少し重たい部類に入るかもしれません。

デマントイドの色は、鮮やかな緑色が特徴的です。エメラルドにも似た美しい緑色から、少し黄色みがかった緑色、時には褐色を帯びた緑色のものまで、色の幅は意外と広いんですね。

この緑色は、鉱物に含まれるクロムや鉄といった元素によるものなんですよが、特にロシア産のデマントイドに見られる鮮やかな緑色は、クロムの影響が強いと言われていて、高い評価を受けています。

産地

デマントイドの産地として、歴史的に最も有名なのはロシアのウラル山脈です。ここで最初に発見されたことから、デマントイドは世界に知られるようになりました。

現在では、ロシア以外にもナミビアやイタリア、イラン、マダガスカルなど、いくつかの国で産出が報告されていますね。

しかし、宝石品質の美しいデマントイドが採れる場所は限られていて、その希少性を高める一因にもなっています。

その他の情報

Stone Demantoid02

歴史や名前の由来

デマントイドが初めて発見されたのは、1868年のロシア・ウラル山脈でのことです。比較的新しい宝石と言えるかもしれませんね。

その名前は、オランダ語でダイヤモンドを意味する「demant」という言葉に由来しているんですよ。これは、デマントイドがダイヤモンドのような強い輝き、専門的には「金剛光沢」と呼ばれる光沢を持つことから名付けられたそうです。

和名では翠柘榴石(すいざくろいし)と呼ばれています。

パワーストーンとして

デマントイドは、パワーストーンとしてもいくつかの意味合いを持っています。持ち主に生命力や活力を与え、心身のバランスを整える力があるとされているんですね。


また、人間関係の絆を深めたり、繁栄をもたらすお守りとしても人気があるんですよ。ガーネットグループの一員であることから、1月の誕生石としても知られています。

主な用途

デマントイドの主な用途は、やはり宝飾品です。その美しい緑色と強い輝きは、指輪やネックレス、イヤリングなど、様々なジュエリーに加工されてきました。

特に、カットされたデマントイドが見せるファイアは、他の緑色の宝石にはない魅力を持っていて、コレクターからも高い人気を誇るんですよ。

ただし、産出量が少なく希少性が高いため、比較的高価な宝石として扱われることが多いですね。

その他

デマントイドには、「ホーステール・インクルージョン」と呼ばれる特徴的な内包物が見られることがあります。

これは、馬の尻尾のように見える繊維状のインクルージョンで、主にロシア産のデマントイドに見られる特徴なんですよ。

一般的に内包物は宝石の価値を下げる要因になりやすいのですが、このホーステール・インクルージョンは、デマントイドの産地を特定する手がかりになったり、その美しさから逆に価値を高めることもある、珍しいケースなんです。

おわりに

今回はデマントイドについて解説しました。

デマントイドの魅力は、何と言ってもダイヤモンドに匹敵するほどの輝きと、美しい緑色ですよね。ロシア産の石に見られるホーステール・インクルージョンも、この宝石ならではの個性と言えるでしょう。

希少性が高く、なかなか目にする機会は少ないかもしれませんが、その美しさは一度見たら忘れられないものがあります。

この解説が、デマントイドや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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