デュモルチェライト（デュモルティエライト）Dumortieriteの色や特徴、価格や産地について解説｜深い青色と繊維状の結晶が美しい

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デュモルチェライトの特徴

デュモルチェライト（デュモルティエライト）がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

デュモルチェライト

透明度：★★☆☆☆
光沢度：★★★☆☆
希少性：★★★☆☆
蛍光　：★☆☆☆☆
硬さ　：★★★★☆
重さ　：★★★☆☆

基本的な特徴

デュモルチェライトは、アルミニウムとホウ素を主成分とするケイ酸塩鉱物の一種です。

多くの場合、細長い繊維状の結晶が集まった形で見つかることが多いんですね。時には放射状に結晶が広がることもあり、その独特の見た目が魅力の一つと言えるでしょう。

単独の結晶として産出することは比較的稀で、多くは他の鉱物と共生していることが知られています。

色

デュモルチェライトの色として最もよく知られているのは、その独特で美しい青色や藍色です。この深い青色はラピスラズリを思わせることもあり、多くの人々を魅了してきましたね。

しかし、実は青色だけでなく、紫色やピンク色、さらには赤褐色や緑色といった多彩な色合いを持つこともあるんですよ。

特に石英の中に内包されたデュモルチェライトは、その色合いによって様々な表情を見せてくれます。

産地

デュモルチェライトは世界各地で産出が報告されている鉱物です。

特に有名な産地としては、ブラジル、アメリカ合衆国のネバダ州やアリゾナ州、ペルー、ナミビア、マダガスカルなどが挙げられますね。これらの地域では、宝飾品や鉱物標本として質の高いデュモルチェライトが見つかることがあります。

日本でも数は少ないですが、山口県や愛媛県などでデュモルティエ石として産出の記録があるんですよ。

その他の情報

歴史や名前の由来

デュモルチェライトは1881年にフランスで初めて発見された比較的新しい鉱物です。

この鉱物の名前は、フランスの著名な古生物学者であったユージン・デュモルティエ氏に敬意を表して名付けられました。彼の功績を称える形で、この美しい鉱物にその名が冠されたというわけなんですね。

発見以来、その独特の青色と形状から鉱物コレクターたちの間で注目されるようになりました。

パワーストーンとして

デュモルチェライトはパワーストーンとしても人気があり、いくつかの意味合いを持つとされています。

主に思考の石や集中力を高める石として知られているんですね。持ち主の知性や洞察力を向上させる手助けをしてくれるとも言われています。

また、困難な状況においても冷静さを保ち、忍耐強く物事に取り組む力を与えてくれるとも信じられています。受験勉強や大切な仕事に取り組む際のお守りとしても選ばれることがあるんですよ。

主な用途

デュモルチェライトの主な用途としては、まず宝飾品が挙げられます。特に美しい青色や紫色をしたものはカボションカットされたり、ビーズとして加工されたりすることが多いですね。

また、石英の中にデュモルチェライトが内包されたデュモルチェライトインクォーツは、その独特の模様から非常に人気があります。

工業的には、その硬度や耐火性を活かして、高温に耐えるセラミック製品の原料になるんですね。さらに、研磨材としても利用されることがあるんですよ。

その他

デュモルチェライトで特に注目したいのは、石英の中に針状や繊維状の結晶が内包されたデュモルチェライトインクォーツの存在です。

これはブルーファントムクォーツやブルークォーツの一種としても流通していますね。水晶の透明感の中に広がる青いデュモルチェライトの景色は、本当に見事なんですよ。まるで水中や空を閉じ込めたかのような美しさを持っています。

内包物の入り方によって一つ一つ表情が異なるため、コレクターからの人気も非常に高いんですね。その美しさから、観賞用の置物としても価値が見出されています。