エンスタタイト（頑火輝石）Enstatiteの色や特徴、価格や産地について解説｜熱に強く隕石にも含まれる鉱物

※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

エンスタタイトの特徴

エンスタタイト（頑火輝石）がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

基本的な特徴

エンスタタイトは、ケイ酸塩鉱物の一種で、パイロキシンという鉱物グループに属している鉱物です。マグネシウムを主成分としていて、鉄の含有量が少ないものを指すんですよ。

和名を頑火輝石（がんかきせき）と言いまして、これは火に強い性質から名付けられた名前なんですよね。結晶は柱状や板状になることが多く、繊維状の集合体で見つかることもあります。

色

エンスタタイトは、含まれる成分によって色が変わるのが特徴です。純粋なものは無色や白色をしていますが、褐色や灰色がかったり、鉄分が増えると緑色っぽくなったりもします。

また、クロムという成分を含むと、鮮やかな緑色になることがありまして、これはクロムエンスタタイトと呼ばれ、宝石としても扱われることがあるんですよね。

他にも黄色や黄緑色っぽいものなど、けっこう豊富なバリエーションがあるんですよ。

産地

エンスタタイトは、世界各地で見つかる鉱物です。主な産地としては、ミャンマー、スリランカ、インド、タンザニア、ノルウェー、アメリカなどが知られていますね。

日本でも、愛媛県などで産出することが報告されているんですよ。火成岩や変成岩の中から見つかることが多く、時には隕石の中からも発見されることがある、ちょっと珍しい経歴を持つ鉱物でもあります。

その他の情報

歴史や名前の由来

エンスタタイトという名前は、ちょっと変わった由来があるんです。これはギリシャ語の「enstates」という言葉から来ていまして、「抵抗するもの」とか「反対者」といった意味があるんですね。

この鉱物がとても高い温度にも耐えられる、つまり熱に対して「抵抗する」性質を持っていることから、このように名付けられたと言われています。なかなか面白いネーミングセンスですよね。

パワーストーンとして

エンスタタイトは、パワーストーンとしてもいくつかの意味合いを持つとされています。目標達成に向けて強い意志をサポートしてくれるとか、精神的な安定をもたらしてくれると言われることがあるんですね。

また、リーダーシップを発揮したい時や、困難に立ち向かう勇気が欲しい時にも、力を貸してくれると信じられているんですよ。心のバランスを整えるお守りとしても良いかもしれません。

主な用途

エンスタタイトの主な用途は、いくつか挙げられます。

まず、その美しい色合いや透明度によっては、宝石としてカットされて指輪やネックレスなどのアクセサリーに使われることがありますね。特にクロムエンスタタイトは、その鮮やかな緑色から人気があるんですよ。

また、鉱物コレクター向けの標本としても流通していますし、地球科学の研究対象としても重要な鉱物なんです。

その他

エンスタタイトには、地球科学的にとても興味深い特徴があるんです。実は、地球の内部、特に上部マントルと呼ばれる部分を構成する主要な鉱物の一つなんですよね。

だから、地球の成り立ちや内部構造を研究する上で、エンスタタイトは非常に重要な手がかりを提供してくれる存在なんです。また、前にも少し触れましたが、隕石の中にも含まれることがありまして、宇宙からやってきた鉱物としても注目されています。

おわりに

今回はエンスタタイトについて解説しました。

エンスタタイトは、その名前の由来である「抵抗する者」が示すように、熱に強い性質を持っていたり、地球の内部や遠い宇宙からやってくる隕石の中からも見つかったりする、なかなかユニークな鉱物なんですよね。

この解説が、エンスタタイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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