ユークレース(脆玉石)Euclaseの色や特徴、価格や産地について解説|美しい青色で割れやすい希少な石

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

ユークレースの特徴

ユークレース(脆玉石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

4/4/4/1/4/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

ユークレース

透明度:★★★★☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★★★☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

ユークレースは、ベリリウムという元素を含むケイ酸塩鉱物の一種です。モース硬度は7.5と、水晶よりも硬い部類に入る鉱物なんですよね。

ただ、一方向に完全に割れやすい性質、これを劈開と呼ぶんですが、それがあるので取り扱いには少し注意が必要になります。

この割れやすさが、実は名前の由来にもなっているんですよ。美しい結晶形で見つかることもあって、コレクターからも人気が高い鉱物の一つと言えるでしょう。

ユークレースの色は、無色から青、緑など様々なバリエーションが見られるのが特徴です。最も有名なのは、アクアマリンにも似たような澄んだ青色や、少し緑がかった青色ですね。

個人的には、透明と青のバイカラーになったユークレースがとても美しいと思っています。

他にも無色のものや、淡い緑色、白色のユークレースも見つかります。色の濃淡もバリエーションがあって、宝石質のものは特にその透明感と色合いが評価されるんですよ。

産地

ユークレースの主な産地としては、まずブラジルが有名です。特にミナスジェライス州からは、高品質な結晶がたくさん産出されていますね。

その他には、コロンビアやジンバブエ、ロシアのウラル山脈、ドイツなどでも見つかっています。ただ、宝石として使えるような大きくて美しい結晶が採れる場所は限られているため、やはり希少な鉱物と言えるでしょう。

その他の情報

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歴史や名前の由来

ユークレースという名前は、1792年にフランスの鉱物学者ルネ=ジュスト・アウイによって名付けられたものです。

この名前はギリシャ語の「eu(容易に)」と「klasis(割れる)」という言葉から来ていて、先ほどお話しした劈開が完全で割れやすい性質をそのまま表しているんです。

発見当初からその美しさで注目されていましたが、やはり割れやすさから加工が難しく、広く流通する宝石とはなりませんでした。

パワーストーンとして

ユークレースは、パワーストーンとしてもいくつかの意味合いで知られている鉱物です。例えば、持ち主の洞察力や直感力を高め、物事の本質を見抜く力を与えてくれると言われているんですよ。

また、コミュニケーション能力を向上させ、自己表現をサポートする効果も期待されることがありますね。精神的な明晰さや創造性を刺激するとも考えられていて、アーティストやクリエイティブな仕事をする人にも良い影響を与えてくれるかもしれません。

主な用途

ユークレースの主な用途は、やはりその美しさから宝飾品やコレクターズアイテムです。特に透明度が高く、色の濃い青色や緑色のものは、カットされてジュエリーに加工されることがありますね。

ただし、先ほども触れたように劈開性が強くて割れやすいため、加工が難しく、熟練した技術が必要とされます。そのため、宝石品質のユークレースは非常に高価で取引されることが多いんですよ。

また、美しい結晶は研磨されずに、そのままの形で鉱物標本として収集されることも多いです。

その他

ユークレースの特筆すべき点としては、ベリルグループの鉱物、例えばアクアマリンやエメラルドと同じようにベリリウムを含んでいることです。

化学組成はBeAlSiO₄(OH)で、この組成がユークレース独特の美しい色合いや結晶構造を生み出しているんですね。産出量が少なく、特に大きな結晶は稀なので、博物館級の標本はかなりの価値を持つことがあります。

見かける機会は少ないかもしれませんが、その繊細な美しさは一度見たら忘れられない魅力を持っている鉱物なんですよ。

おわりに

今回はユークレースについて解説しました。

ユークレースは美しい青色や緑色が魅力ですが、割れやすいデリケートな一面も持っています。産出量が少なく希少なため、多くのコレクターを惹きつけるのかもしれませんね。

この解説が、ユークレースや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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