※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています
フローライトの特徴
フローライト(蛍石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
フローライト
透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★☆☆☆
蛍光 :★★★★★
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★★☆☆
基本的な特徴
フローライトの硬さはモース硬度で4と、ナイフでなんとか傷がつくくらいで、実は少し柔らかいんです。
そのため、衝撃にはあまり強くなく、特定の方向に割れやすい性質を持っていますので、取り扱いには少し注意が必要ですね。
完全な劈開性を示すので、きれいに割れると美しい八面体の形になることもあります。
色
フローライトの最も大きな魅力の一つは、その色の多様性です。無色透明なものから、紫、青、緑、黄色、ピンク、褐色など、本当に様々な色のものが見つかります。
例えば、一つの結晶の中に複数の色が見られるバイカラーフローライトや、帯状に色が重なるバンドフローライトも人気がありますね。
しかし、やはりフローライトといえば蛍光ではないでしょうか。蛍光にも様々な色があるようですが、特にこの画像のように濃く鮮やかに光る青色は、感動すら覚えます。
ちなみに、調べても特に公式は言っていないようですが、スタジオジブリ作品の天空の城ラピュタに出てくる飛行石は、この蛍石が元ネタなんじゃないかな?と思っています。
産地
フローライトは世界各地で産出される鉱物です。
特に有名な産地としては、中国、メキシコ、モンゴル、アメリカ、イギリス、スペイン、ナミビアなどがありますね。産地によって色合いや結晶の形に特徴が出ることがあり、コレクターにとってはそれも楽しみの一つなんですよ。
日本でも、その昔は岐阜県を中心に美しい蛍石(フローライトの和名)が産出されていたようですが...実は私、同じく岐阜県の笹洞鉱山という場所で、日本産のフローライトを自分の手で掘ってきました!!
そう、今でも国内でフローライトが掘れるんです!!
このツアーは2016年から始まったそうですが、蛍石の採掘はもちろん、ガイドさんによる各種解説、世界の鉱物ショップなど、鉱物が好きな私と家族にとって最初から最後までとても楽しいツアーだったので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。
その他の情報

歴史や名前の由来
フローライトの名前は、ラテン語で「流れる」を意味する「fluere」に由来しています。これは、フローライトが金属を精錬する際に、融剤として使われたことに関係しているんですね。
また、フローライトに紫外線を当てると光を発する「蛍光現象」は、この鉱物の名前から「fluorescence(フルオレッセンス)」と名付けられたんですよ。
まさに、蛍光を代表する鉱物と言えるでしょう。
パワーストーンとして
フローライトは、パワーストーンとしても人気があります。「天才の石」とも呼ばれ、持ち主の発想力や思考力を高め、集中力をアップさせる効果が期待されているんです。
また、様々な色があることから、色によって異なるエネルギーを持つとされ、精神的なバランスを整えたり、リラックス効果をもたらしたりするとも言われていますね。
受験や勉強のお守りとしても選ばれることがあるみたいです。
主な用途
フローライトは、その美しさから宝飾品や置物としても利用されます。しかし、実は工業的にも非常に重要な鉱物なんですよね。
主な用途としては、フッ素の原料として製鉄の際に融剤として使われたり、フッ化水素酸やフッ素化合物の製造に用いられたりします。
また、光学的性質に優れているため、高性能なカメラのレンズや望遠鏡のレンズ材料としても活用されているんですよ。
その他
フローライトの面白い特徴として、加熱すると発光する「熱ルミネッセンス」という性質があります。和名の蛍石は、この性質や、暗い場所で火にくべるとパチパチと音を立てて蛍光を発することに由来すると言われているんですね。
また、フローライトは完全な劈開を持つため、衝撃を与えると特定の方向にスパッと割れて、きれいな八面体の形になることがあります。これは加工の際には注意が必要ですが、自然の造形美を感じられる点でもあります。
おわりに
今回はフローライトについて解説しました。
フローライトの魅力は、何といってもその多彩な色合いと、紫外線で神秘的に光る蛍光現象ですね。硬度がやや低く割れやすいという繊細な一面もありますが、きれいな形になることも多いため、それもまた美しい個性として愛されています。
この解説が、フローライトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
他にも色々な鉱物が検索できます
このサイトでは、世界中のあらゆる綺麗な石について調べることができます。
トップページにある検索窓ではサイト内の全てのテキストを参照して検索できるほか、メニューからは色で探すことができますので、是非お好きな鉱物を探してみてください!
現状、まだこの世の全ての石は網羅できていないと思うので、もしまだ載っていないものを見つけて「これも綺麗ですよ!」という鉱物があったら、教えていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!!

この投稿はどうでしたか?
この投稿が面白いと思ったら、ぜひSNSでシェアお願いします!
石これ|見て楽しむ鉱物図鑑
https://minerals.jp/
今後ともよろしくお願いします。
コメント ※コメントは承認制です