フォルステライト(苦土橄欖石)Forsteriteの色や特徴、価格や産地について解説|マントルから宇宙まで見つかる黄緑の石

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

フォルステライトの特徴

フォルステライト(苦土橄欖石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

4/4/2/1/4/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

フォルステライト

透明度:★★★★☆
光沢度:★★★★☆
希少性:★★☆☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★★☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

フォルステライトは、かんらん石オリビングループという鉱物グループの一員です。マグネシウムを主成分としていて、鉄が多いものはファヤライトと呼ばれ区別されていますね。

結晶は、短くて太い柱のような形や、粒状、塊状で見つかることが多いんですよ。地球の奥深く、マントルと呼ばれる部分の主要な構成鉱物の一つでもあります。

フォルステライトの色は、無色から黄色、緑色、そして美しい黄緑色まで幅広いです。特に鮮やかな黄緑色のものは、8月の誕生石としても知られるペリドットとして大変人気がありますね。

この緑色は、鉄分が少し含まれることによって現れることが多いんですよ。透明感のある美しい結晶は、宝石としても高い価値が認められています。

産地

フォルステライトの産地は世界中に点在しています。ミャンマーやパキスタン、アメリカ、ノルウェー、イタリアなどが有名なんですよ。

宝石品質のものは特定の地域から産出することが多いんですが、鉱物としては比較的どこでも見つかるのですね。火山岩の中や、変成岩の中、さらには隕石の中からも発見されることがあります。

その他の情報

Stone Forsterite02

歴史や名前の由来

フォルステライトの名は、イギリスの鉱物コレクター、A.J.フォースター氏に由来するものです。19世紀初頭に活躍した彼の功績を称え、この名前が付けられたのですね。

調べてみると、日本では苦土橄欖石(くどかんらんせき)とも呼ばれるようですが、多くの方にとってはペリドットという宝石名の方が馴染み深いと思います。

パワーストーンとして

フォルステライト、特に宝石質のペリドットは、古くから太陽の石として崇められてきたものです。持つ人に明るさやポジティブなエネルギーを与え、ストレスを和らげてくれると言われていますね。

また、人間関係を円滑にし、夫婦の和合をもたらすとも信じられているんですよ。暗闇への恐怖を取り除き、ネガティブな感情を浄化する力があるとされています。

主な用途

フォルステライトの最も有名な用途は、やはり美しい黄緑色の宝石、ペリドットとしての利用です。指輪やネックレスなどのジュエリーに加工されて、多くの人に愛されていますね。

それ以外にも、マグネシウムを多く含むため、耐火材の原料としても工業的に利用されることがあるんですよ。学術的な研究対象としても重要で、地球科学の分野では欠かせない鉱物なんです。

その他

フォルステライトは地球内部の情報を知る上で非常に重要な鉱物です。地球の上部マントルの主要な構成成分であり、地震波の伝わり方から地球内部の構造解明に役立つのですね。

さらに興味深いことに、この鉱物は地球外、例えば彗星の塵の中からも発見されているんですよ。これは太陽系初期の物質を知る上で、大変貴重な手がかりとなるんです。

おわりに

今回はフォルステライトについて解説しました。

地球の奥深くから宇宙まで存在が確認され、美しい宝石だけでなく科学的にも興味深いフォルステライト。その多様な魅力に触れていただけたなら幸いです。

この解説が、フォルステライトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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