ガーネット（柘榴石）Garnetの色や特徴、価格や産地について解説｜多彩な色と結晶形を持つ1月の誕生石

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ガーネットの特徴

ガーネット（柘榴石）がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

ガーネット

透明度：★★★★☆
光沢度：★★★★☆
希少性：★★☆☆☆
蛍光　：★☆☆☆☆
硬さ　：★★★★☆
重さ　：★★★☆☆

基本的な特徴

ガーネットはケイ酸塩鉱物の一種で、美しい結晶形を持つことが多い鉱物です。よく見られるのは12面体や24面体といった、まるでサイコロのような形をしているものなんですよね。

実はガーネットというのは単一の鉱物名ではなくて、化学組成の近い鉱物のグループ名として使われています。そのため、色々な種類が存在するんですよ。

色

ガーネットの色は非常に多彩です。一般的に知られているのは深い赤色ですが、その他にもオレンジ、黄色、緑色、紫色、褐色、黒色など、本当にたくさんの色合いがあるんですね。

中には、光の種類によって色が変わって見えるカラーチェンジ効果を持つものまであるんです。これらの色の違いは、鉱物に含まれる鉄やマンガン、クロムといった元素の種類や量によって生まれます。

産地

ガーネットは世界中の様々な場所で産出します。主な産地としては、インド、スリランカ、ブラジル、アメリカ、マダガスカル、タンザニア、ロシアなどが挙げられますね。

日本でも、奈良県の行者還岳などで、美しい柘榴石（ざくろいし）が見つかることがあるんですよ。産地によって採れるガーネットの種類や品質も異なってきます。

その他の情報

歴史や名前の由来

ガーネットの歴史は非常に古く、古代エジプトのファラオの墓からも装飾品として発見されています。名前の由来は、ラテン語で「種子」や「粒」を意味する「granatus」から来ているという説が有力ですね。

これは、ガーネットの結晶が、ザクロの実に似ていることから名付けられたと言われています。中世ヨーロッパでは、友情や忠誠の証として贈られることもあったそうなんですよ。

パワーストーンとして

ガーネットはパワーストーンとしても人気が高い石です。「実りの象徴」とされ、努力を積み重ねてきたことを成功へと導く力があると言われていますね。

また、目標達成を助けたり、困難に立ち向かう勇気を与えてくれるとも信じられているんですよ。愛情や忠誠心を深める石としても知られています。

主な用途

ガーネットの最も代表的な用途は、やはり宝飾品です。その美しい色と輝きから、指輪やネックレス、イヤリングなど、様々なアクセサリーに加工されていますね。

また、硬度が高いことから、工業用の研磨剤としても利用されることがあります。あとは、1月の誕生石としても有名ですね。

その他

ガーネットは実はひとつの鉱物ではなく、似たような結晶構造を持つ鉱物グループの総称です。

代表的なものには、赤色のアルマンディンやパイロープ、オレンジ色のスペサルティン、緑色のグロッシュラーやアンドラダイト、鮮やかな緑色のウバロバイトなどがあるんですね。

それぞれ化学組成が少しずつ異なり、色や性質にも違いが見られるのが面白いところです。