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ジプサムの特徴
ジプサム(石膏)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
ジプサム
透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★☆☆☆☆
蛍光 :★★☆☆☆
硬さ :★☆☆☆☆
重さ :★★☆☆☆
基本的な特徴
ジプサムは、硫酸カルシウムを主成分とする鉱物です。和名を石膏(せっこう)と言いまして、私たちの生活にも深く関わっている身近な存在なんですよね。
この鉱物の最も大きな特徴の一つは、モース硬度が2と非常に柔らかいことです。爪で簡単に傷をつけることができるくらいなので、取り扱いには少し注意が必要になりますね。
また、特定の方向にきれいに割れる性質も持っています。
色
ジプサムの色は多様です。最もよく知られているのは、無色透明なものや白色のものではないでしょうか。中でも透明で美しい結晶はセレナイトと呼ばれて、その美しさから人気がありますが、セレナイトについては別でページを作ろうと思います。
その他にも、不純物の影響で黄色、褐色、ピンク色、灰色、時には緑色を帯びることもあります。産地によって色のバリエーションが見られるのも、ジプサムの面白いところなんですよ。
産地
ジプサムは世界中で産出される鉱物です。大規模な鉱床が各地にありまして、アメリカ、メキシコ、カナダ、ロシア、中国、ヨーロッパ各国など、本当に多くの国で採掘されていますね。
日本でも採掘されていましたが、現在は輸入に頼っている状況です。特にメキシコのナイカ鉱山から産出する巨大なセレナイトの結晶は、世界的に有名なんですよ。
その他の情報

歴史や名前の由来
ジプサムの歴史はとても古いです。古代エジプトでは、ピラミッドの内部化粧材や彫刻などに使われていた記録があるんですよ。
また、古代ギリシャやローマでも、建築材料や美術品として利用されていたみたいですね。名前の由来は、ギリシャ語で「焼いた石」や「白土」などを意味する「gypsos(ギュプソス)」から来ていると言われています。
パワーストーンとして
ジプサムはパワーストーンとしても人気があります。特に透明なセレナイトは、心を落ち着かせ、リラックス効果を高めると信じられているんですよね。
また、浄化の力が強いとも言われていまして、他の石の浄化や空間の浄化にも使われることがあります。持ち主の意識を高め、直感力を研ぎ澄ます助けになるとも考えられていますね。
主な用途
ジプサムの用途は非常に幅広いです。最も身近なのは、建材としての石膏ボードではないでしょうか。住宅やオフィスの壁や天井によく使われていますね。
他にも、彫刻の材料や美術工芸品、セメントの原料、肥料、豆腐を固めるための凝固剤など、私たちの生活の様々な場面で活躍しているんですよ。医療用ギプスの材料としても使われます。
その他
ジプサムにはいくつかの愛称や特別な形があります。
例えば、バラの花のような形に結晶したものは「デザートローズ(砂漠のバラ)」と呼ばれていて、コレクターにも人気なんですよね。
また、繊維状の結晶が集まって絹のような光沢を持つものは「サテンスパー」と呼ばれます。透明な結晶のセレナイトは「聖母マリアのガラス」という美しい別名も持っているんですよ。
おわりに
今回はジプサムについて解説しました。
ジプサムが非常に柔らかい鉱物であることや、セレナイトやデザートローズといった美しい姿を持つこと、そして石膏ボードや豆腐の凝固剤など、私たちの生活に密接に関わっていることを知っていただけたでしょうか。その多様な魅力に触れることができたなら嬉しいです。
この解説が、ジプサムや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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