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ハライトの特徴
ハライト(岩塩)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
ハライト
透明度:★★★★☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★☆☆☆☆
蛍光 :★★☆☆☆
硬さ :★☆☆☆☆
重さ :★★☆☆☆
基本的な特徴
ハライトは、私たちが普段使っている食塩の主成分である塩化ナトリウムでできた鉱物です。とてもきれいな立方体の結晶をつくるのが大きな特徴で、ハンマーなどで叩くと結晶の形にそって立方体に割れる性質を持ちます。
硬さは爪と同じくらいで非常に柔らかく、水に溶けやすいので取り扱いには少し注意が必要になりますね。鉱物の中では珍しく、しょっぱい味で鑑定できることでも知られているんですよ。
色
ハライトの基本的な色は無色透明です。ただ、不純物が混じることで白や灰色、ピンク、黄色など様々な色合いを見せてくれます。
特に美しい青色、紫色をしたハライトは人気が高いのですが、これは結晶構造が少しだけ不完全なために現れる色なんですよね。このタイプのものは、熱を加えると色が消えてしまうことがある、とても繊細な特徴を持っています。
産地
ハライトは世界中の塩湖や、大昔の海が干上がってできた地層から産出します。特に有名な産地としては、ポーランドのヴィエリチカ岩塩坑やドイツ、オーストリアなどが挙げられますね。
日本でもおなじみのピンク色のヒマラヤ岩塩は、パキスタンなどで採掘されるハライトなのですが、ハライトの和名はそのまま、岩塩だったりします。まさに地球が作り出した塩の塊なんですよ。
その他の情報

歴史や名前の由来
ハライトという名前は、ギリシャ語で塩を意味する「hals」が元になっています。
塩は、食品の保存や調味に欠かせないものとして、古くから人類の歴史と深く関わってきました。古代ローマでは、兵士への給料が塩で支払われたこともあったそうで、これが給料を意味する「salary」の語源になったという話は有名ですね。
人間にとって最も身近な鉱物のひとつと言えるでしょう。
パワーストーンとして
ハライトは、パワーストーンの世界では非常に強い浄化の力を持つとされています。その結晶を部屋に置くことで空間を清めたり、他のパワーストーンのそばに置いてエネルギーをリフレッシュさせたりするのに使われます。
また、古くから魔除けのお守りとしても用いられてきました。バスソルトとしてお風呂に入れれば、心と体を清めてくれる効果も期待できるそうです。
主な用途
ハライトの最も身近な用途は、やはり食用としての利用です。食卓塩や、料理の味を引き立てるピンク岩塩やブラック岩塩などがそれにあたりますね。
その他にも、冬の道で雪を溶かす融雪剤や、化学工業の原料としても大量に使われます。また、美しい結晶は観賞用の鉱物標本として人気があり、岩塩ランプなどのインテリアとしても加工されているんですよ。
その他
ハライトの最も注意すべき点は、水に非常に弱いということです。
湿度の高い場所に置いておくと、空気中の水分を吸って表面が溶け出してしまうことがあります。標本として保管する場合は、乾燥した場所を選んだり、密閉できるケースに入れたりするのがおすすめです。
また、味で鑑定できる珍しい鉱物ですが、他の有害な鉱物が付着している可能性もあるので、標本を直接舐めるのは控えた方が安全ですね。
おわりに
今回はハライトについて解説しました。
食卓でおなじみの塩が、自然の中ではこんなにも美しい立方体の結晶をつくるなんて、なんだか不思議な感じがしますね。青やピンクなど色のバリエーションも豊かで、とても奥が深い鉱物なんですよ。
この解説が、ハライトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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