※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています
ハウライトの特徴
ハウライト(ハウ石)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
ハウライト
透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★☆☆☆
希少性:★☆☆☆☆
蛍光 :★★☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★★☆☆☆
基本的な特徴
ハウライトは、カルシウムを主成分とするホウ酸塩鉱物です。ごつごつとした岩のような塊状で見つかることがほとんどですが、見た目がカリフラワーに似ているときもあるんですよ。
モース硬度は3.5と少し柔らかく、爪や硬貨で傷がついてしまうくらいの硬さですね。また、表面には目に見えない小さな穴がたくさん開いている、多孔質という性質を持っています。
色
ハウライトの色は、基本的に白色や灰色がかった白色です。
この石の最大の特徴は、表面を走る黒や茶色の網目模様で、この模様があるおかげで、一つとして同じ見た目のものはなく、とても個性的な表情を楽しませてくれます。
なお、和名ではハウ石と呼ばれています。
産地
ハウライトの主な産地は、アメリカやカナダなどの北米大陸です。特にアメリカのカリフォルニア州やネバダ州、カナダのノバスコシア州は有名な産地として知られています。
その他にも、メキシコやトルコなど、世界中のいくつかの場所で産出が報告されているんですよ。産出量自体は比較的多い鉱物になります。
その他の情報

歴史や名前の由来
この鉱物は、1868年にカナダのノバスコシア州で発見された比較的新しい鉱物です。
発見したのはカナダの化学者であり鉱物学者でもあった、ヘンリー・ハウという人物なんですよね。彼の名誉をたたえて、ハウライト(Howlite)と名付けられました。
発見されてからまだ150年ほどの歴史なんですね。
パワーストーンとして
パワーストーンとしてのハウライトは、純粋さや無垢を象徴する石です。
その穏やかな白い色から、高い鎮静作用があると信じられており、持ち主の感情の波を落ち着かせ、冷静さを取り戻す手助けをしてくれる。あるいは、精神的な疲れを癒やし、安らかな眠りをもたらすとも言われていますね。
主な用途
ハウライトは、その独特の模様を活かして装飾品やアクセサリーによく使われます。硬度が低く加工がしやすいため、彫刻を施したり、丸く磨いてカボションカットにされたりすることが多いですね。
多孔質で軽いので、ブレスレットやネックレス、ピアスなど、身につけるアクセサリーとしても人気があるんですよ。
その他
ハウライトの最も特徴的な性質の一つは、染めやすいことです。表面の小さな穴に染料が染み込みやすいため、様々な色に染めることができます。
特に有名なのが、青く染めてターコイズの代用品として使われるもので、ハウライトターコイズという名前で流通しています。これは模造品ですが、ハウライトの模様がターコイズの網目模様とよく似ているため、とても人気があるんですよね。
おわりに
今回はハウライトについて解説しました。
白い地に入った黒い網目模様がとてもユニークで、そのままでも魅力的なハウライトですが、染められてターコイズそっくりに変身することもある、面白い個性を持った鉱物です。その背景を知ると、より一層魅力的に見えてきますね。
この解説が、ハウライトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
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