ハイドロジンサイト(水亜鉛土)Hydrozinciteの色や特徴、産地や価格・相場が分かる|紫外線で青白く光る二次鉱物

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

ハイドロジンサイトの特徴

ハイドロジンサイト(水亜鉛土)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

2/3/3/5/1/3 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

ハイドロジンサイト

透明度:★★☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★★★★★
硬さ :★☆☆☆☆
重さ :★★★☆☆

基本的な特徴

ハイドロジンサイトは、もともとあった亜鉛を含む鉱物が、長い時間をかけて変化してできた二次鉱物です。特に閃亜鉛鉱などが風化する過程で生まれることが多く、亜鉛鉱床の酸化帯と呼ばれる場所で見つかりますね。

結晶の形がはっきりしていることは珍しく、多くはブドウ状や鍾乳石のような塊状、または他の岩石の表面を覆う皮膜状で産出します。モース硬度が2から2.5と非常に低く、爪でも傷がついてしまうほど柔らかくてもろい鉱物なんですよね。

ハイドロジンサイトの基本的な色は白色や灰色です。ただ、含まれる不純物によって、ほんのりと黄色やピンク色、青みがかった色合いを見せることもあります。

ごくまれに無色透明の美しい結晶が見つかることもあるようですが、それはとても珍しいですね。多くは半透明から不透明で、土のようなマットな質感や、しっとりとした真珠のような光沢を持つのが一般的です。

産地

ハイドロジンサイトは、世界中の亜鉛鉱山で比較的よく見つかる鉱物です。

特に有名な産地としては、アメリカのニューメキシコ州やアリゾナ州、スペイン、ナミビア、イタリアなどが挙げられます。これらの産地からは、質の良い標本が産出することで知られていますね。

ちなみに、ハイドロジンサイトは日本の鉱山でも産出記録がある鉱物で、その和名は水亜鉛土(すいあえんど)と言うんですよ。

その他の情報

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歴史や名前の由来

ハイドロジンサイトという名前は、この鉱物の成分に由来するものです。

ギリシャ語で水を表す「hydro」と、亜鉛を意味する「zinc」が組み合わさって名付けられました。その名の通り、水酸化物と炭酸塩からなる亜鉛の鉱物であることを示していますね。

また、産状が花が咲いたように見えることがあるため、ジンクブルーム、つまり亜鉛の花という愛称で呼ばれることもあるんですよ。

パワーストーンとして

ハイドロジンサイトは、パワーストーンとして市場に出回ることはほとんどありません。これは、硬度が非常に低くてもろいため、アクセサリーなどの加工には向いていないからですね。

もし意味合いを考えるなら、二次鉱物であることから「再生」や「変容」のサポート、また亜鉛を含むことから「保護」や「心身のバランス調整」といった力が期待できるかもしれません。

ただ、コレクションとして楽しむのが主な鉱物と言えます。

主な用途

ハイドロジンサイトは、亜鉛を採掘するための鉱石の一つです。しかし、亜鉛の主要な鉱石は閃亜鉛鉱などであり、ハイドロジンサイトは副次的な位置づけになりますね。

そのため、工業的な用途よりも、その独特の産状や美しい蛍光性から、鉱物コレクター向けの標本として人気があります。特に蛍光する標本は、コレクションの中でも面白い存在感を示してくれるんですよ。

その他

ハイドロジンサイトが持つ最大の特徴は、何といってもその強い蛍光性です。

この鉱物は、短波の紫外線を当てると、まるでネオンのように鮮やかな青白色や白色に光ります。この光はとても幻想的で、一見地味な見た目からは想像もつかないような美しさを見せてくれますね。

一方で、長波の紫外線にはほとんど反応しないか、反応が弱いという性質も持っており、この違いがハイドロジンサイトを見分けるための重要な手がかりにもなるんです。

おわりに

今回はハイドロジンサイトについて解説しました。

普段は白く地味な見た目ですが、短波の紫外線を当てると鮮やかに光るという、隠れた魅力を持っている鉱物です。その幻想的な輝きは、多くのコレクターを魅了してやみませんね。

この解説が、ハイドロジンサイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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