※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています
イルヴァイトの特徴
イルヴァイト(珪灰鉄鉱)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。
イルヴァイト
透明度:★☆☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★★☆☆
蛍光 :★☆☆☆☆
硬さ :★★★☆☆
重さ :★★★★☆
基本的な特徴
イルヴァイトは、カルシウムと鉄を主成分とするケイ酸塩鉱物です。黒くて金属のような光沢を持つことが多く、ずっしりとした重さが特徴になっています。
柱のような形で結晶することもあって、その見た目はとても力強い印象を与えますね。この重厚感がイルヴァイトの大きな魅力の一つなんですよ。
ちなみに「イルバイト」という表記も多数見かけますが、私の独断と偏見で「イルヴァイト」の方がカッコいいので、当サイトではこちらを使っています笑
色
イルヴァイトの色は、鉄を多く含んでいるため、そのほとんどが黒色です。光沢は、金属とガラスの中間くらいの亜金属光沢で、鈍い輝きを放ちます。
和名では珪灰鉄鉱(けいかいてっこう)と呼ばれていて、その名の通り、鉄を豊富に含んでいることが見た目からもよく分かりますね。
産地
主な産地としては、最初に発見されたイタリアのエルバ島が有名です。その他にも、ギリシャのセリフォス島やアメリカのアイダホ州、ロシア、中国など世界各地で産出します。
日本でも、大分県や埼玉県などで産出の記録があるんですよ。
その他の情報

歴史や名前の由来
イルヴァイトという名前は、1811年に発見地のエルバ島のラテン名「Ilva」にちなんで名付けられました。
ナポレオンが流刑にされた島としても知られるエルバ島は、古くから鉄鉱石の産地として有名で、イルヴァイトもそこで発見されたんですね。
パワーストーンとして
パワーストーンとしてのイルヴァイトは、その重々しい見た目から、グラウンディングの効果が強い石として知られています。地に足をつけて、現実をしっかりと生き抜く力をサポートしてくれると言われているんですね。
また、忍耐力や精神的な強さをもたらすとも信じられています。
主な用途
イルヴァイトの主な用途は、その特徴的な結晶の形や、ずっしりとした存在感から、鉱物標本として収集されることがほとんどです。
工業的な用途は特にありませんが、鉱物コレクターにとっては魅力的な石の一つなんですよ。
その他
イルヴァイトは、接触変成岩やスカルン鉱床といった、マグマの熱によって既存の岩石が変化した場所でよく見つかります。
磁鉄鉱や石榴石、緑簾石など、様々な鉱物と一緒に産出することも、この鉱物の面白いところですね。
おわりに
今回はイルヴァイトについて解説しました。
エルバ島で発見されたという歴史的な背景と、黒くて重いという力強い特徴が印象的でしたね。派手さはありませんが、大地との繋がりを感じさせてくれるような、とても頼もしい鉱物です。
この解説が、イルヴァイトや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。
他にも色々な鉱物が検索できます
このサイトでは、世界中のあらゆる綺麗な石について調べることができます。
トップページにある検索窓ではサイト内の全てのテキストを参照して検索できるほか、メニューからは色で探すことができますので、是非お好きな鉱物を探してみてください!
現状、まだこの世の全ての石は網羅できていないと思うので、もしまだ載っていないものを見つけて「これも綺麗ですよ!」という鉱物があったら、教えていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!!

この投稿はどうでしたか?
この投稿が面白いと思ったら、ぜひSNSでシェアお願いします!
石これ|見て楽しむ鉱物図鑑
https://minerals.jp/
今後ともよろしくお願いします。
コメント ※コメントは承認制です