ジェット(黒玉)Jetの色や特徴、産地や価格・相場が分かる|太古の木が化石になった漆黒の宝石

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※当ブログの画像は全て生成AIで作成しています

目次

ジェットの特徴

ジェット(黒玉)がどんな鉱物なのか、まずは基本的な特徴をグラフで見てみましょう。

0/3/2/0/2/1 透明度 光沢度 希少性 蛍光 硬度 重さ 5 4 3 2 1

ジェット

透明度:☆☆☆☆☆
光沢度:★★★☆☆
希少性:★★☆☆☆
蛍光 :☆☆☆☆☆
硬さ :★★☆☆☆
重さ :★☆☆☆☆

基本的な特徴

ジェットは、石炭の一種である亜炭の中でも、特に質が良く、宝飾品として利用されるものです。

厳密には鉱物ではなく、太古の樹木が化石化してできた有機質の宝石なんですよ。非常に軽く、温かみのある質感が特徴になっています。

ジェットの色は、深く吸い込まれるような、美しい黒色が特徴です。磨くと、樹脂のような独特の光沢を放ちます。

和名では黒玉(こくぎょく)と呼ばれていて、その名の通り、漆黒の玉として古くから世界中で装飾品などに用いられてきました。

産地

主な産地としては、イギリスのウィットビーが最も有名で、最高品質のジェットが産出されることで知られています。

その他にも、スペインやフランス、ドイツ、アメリカ、そして日本の久慈地方などでも産出されるんですよ。

その他の情報

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歴史や名前の由来

ジェットという名前は、ラテン語の「gagates」に由来し、これは現在のトルコ南西部にある町の名前から来ています。

古代ローマ時代から、この地域で産出されたジェットが宝飾品として利用されていたという、歴史の長い宝石の一つなんですね。

パワーストーンとして

パワーストーンとしてのジェットは、古くから魔除けやお守りとして用いられてきました。持ち主をネガティブなエネルギーから守り、心の痛みを和らげてくれると信じられています。

特に、悲しみを乗り越えるためのサポートをしてくれる石として知られているんですね。

主な用途

ジェットの主な用途は、その軽さと加工のしやすさから、ネックレスやイヤリング、ブローチなどの宝飾品です。

特に、19世紀のイギリスでは、ヴィクトリア女王が夫の喪に服してジェットのジュエリーを身につけたことから、モーニングジュエリー(喪の宝石)として大流行しました。

その他

ジェットは、静電気を帯びやすいという性質を持っています。布などで擦ると、小さな紙片などを引き寄せることがあるんですよ。

また、熱した針を近づけると、石炭のような独特の匂いがすることも、本物のジェットを見分けるための一つの方法とされています。

おわりに

今回はジェットについて解説しました。

鉱物ではなく、太古の木の化石であるという成り立ちがとてもユニークでしたね。ヴィクトリア女王に愛されたというモーニングジュエリーとしての歴史も、この石の持つ深い黒色に一層の奥行きを与えているように感じます。

この解説が、ジェットや他の鉱物が好きになるきっかけになれば嬉しいです。

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